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小浜島で海水浴

Kohama201Kohama202Kohama203Kohama204Kohama20510 月 10 日、小浜島も 3 日目。前日、久しぶりにしっかり自転車で走ったので結構疲れたのですが、朝は日の出の時刻を狙ってビーチへ写真を撮りに出かけました。日の出と言っても本州よりずっと西ですから日の出時刻は 6:30 頃。会社へ行く日と起きる時刻は一緒です。日の出の海もいいですね。夕陽と一緒で空がオレンジで海が暗い青なんですが、どことなく違う色合い。でもやっぱり海は青いのでした。

朝食を食べ、この日ははいむるぶしのビーチへ泳ぎに行きました。ビーチまでは部屋から 700m くらいの距離がありますが、もちろん自転車で行きます。海水浴なんて何年ぶりだろう。きっと小学生の家族旅行以来だと思われます。そもそも水に入って泳ぐのが大学院在学中以来ですから、それでも 7 年振りくらいになりそうです。あ、寮の風呂で泳いだ記憶はありますが。

はいむるぶしのビーチもちゅらさんの撮影で使われた場所です。最終回、当時まだアイドルに近かったヒロインにストーリーと何の脈絡もなく赤い水着を着せ、アップのシーンやビーチを走るシーンを放映するという NHK の朝ドラ始まって以来の暴挙(笑)に出ましたが、そのシーンが撮影されたのがここです。「ここまでやるか NHK!」と一時話題になりましたが、ヒロインのキャラのお陰か不思議と「けしからん」という話は皆無だった記憶があります。...いかん、話がそれた。(^^ゞ

Kohama206今更何度も言うまでもないのですが、本当に海の水がきれいです。透明で上から底まで見ることが出来ます。足が着く程の深さなのに、水の中を覗き込むと視界に何匹も魚が泳いでいるのが見えます。競泳用のゴーグルでちょっと潜るだけで、海の中を見渡すことができます。端から見たら一人で海水浴なんて何だかなぁという感じですが、当の本人は今まで見たことがないきれいな海に感激しそれどころではありません。

もう海水で泳ぐ感覚なんて全く覚えていませんが、いとも簡単に体が浮くので仰向けになって水の上で浮いていることも簡単です。そのまま寝られそうなくらい。ですが、島の周りは潮の流れが速いらしく、ぼーっと浮いていると砂浜に平行に流されます。はいむるぶしのビーチは周囲で水上バイクを用いたマリン・プレイを行っているため、遊泳可能なエリアはフェンスで区切られていますので、流されてどこかへ行ってしまう心配は無いでしょう。この点は安心。それと島の海はどこもきれいですが、どこで泳いでも平気かと言えばそうでもなく、ハブクラゲやウミヘビといった毒を持つ生物が多くいるところもありますのでむやみに海にはいるのは危険です。このビーチはクラゲの季節には遊泳エリアに防護ネットが張られているので島民も遊びに来るのだそうです。恐らく小浜島でもっとも安全な海水浴場でしょう。

まぁそれにしていい天気。海と空を眺めているだけでも飽きません。昼前まで海に入って泳いでみたり潜ってみたり浮かんでみたり。さすがに疲れてきたので海から上がり、今度はフロントのある建物の脇にある小さなプールへ。

こちらは海と違い真水なのでまた違った感覚。どちらかというと水風呂みたいな感じに思えます。クールダウンには丁度いい感じ。何というかこのホテルの建物の間にあるプールっていうのが、いかにも「リゾート」って感じでいいじゃないですか。入ったときは誰も泳いでいなかったのですが、しばらくすると家族連れがわんさかやってきたのでさっさと退散。時間もお昼ご飯の頃でいいタイミング。

昼食はプール脇のレストランで定番の八重山そばを食べました。三枚肉ももちろん入っています。こちらのそばはどこで食べてもおいしい。スープがいいんですよね。どちらかといえばラーメンに近い感じでしょうか。麺はそばにしては太めなのが特徴でしょう。

昼食後部屋に戻り洗濯。荷物を減らすために着替えは最低限しかもっていませんから、数日おきの洗濯は必須。でも洗濯機があるから楽勝です。海外出張の時は風呂場で洗濯していましたから。洗濯物は一晩干しておけばほとんど乾きます。
沖縄方面の宿は宿泊者が自由に使える洗濯機があるようです。これはこの後泊まった宿にも共通していました。有料か無料かの違いや、洗剤の有無も宿によって違いますので、沖縄方面に長期旅行する方は少し洗剤を持って行くといいと思います。fujaata も若干持って行きました。

疲れたのでちょっと昼寝をしつつ、洗濯物を干し、そしてここに数日滞在した目的の一つである自分の頭の中を整理する作業をやりました。考えたり、ゴロゴロしたりを繰り返していると夕方に。

Kohama207本当は夜まで徹底的に考え続けようと思っていたのですが、どうも行き詰まった感じだし、それになんかもったいない気がしてもう一度島をちょっとだけ走ることにしました。と、窓の外に目をやると晴れているのですが、西表島の方には大きな黒い雲がかかっています。部分的には雨が降っている雰囲気。それでも小浜島には影響が無さそうだったので出かけることにしました。

まずは前日、景色の良さに感激した大岳へ向かいます。が、風が強い。太陽に雲もかかっていて何となく薄暗く、サトウキビがなびく音が響いていてどことなく不気味な感じ。風に乗って雨粒もちょっぴりだけ飛んできます。つちださんが前の晩のコンサートで、天気や季節によって島の風景はがらっと変わると言っていたのを思い出しました。

大岳に着くと、昨日の昼間あんなに観光客でにぎわっていたのに誰もいません。まだ日没までには時間があります。でも何となく落ち着かない天気と人気のなさで妙に不気味な感じです。そういえばハブは暗くなると出てくるなんて話を聞いたような気がします。ちょっとイヤな感じがしたので、大岳の山頂へ続く階段を一気に駆け上がりました。

Kohama208息を切らせて展望台へ駆け上がると、そこには昨日とは全く違う風景がありました。暗い雲に覆われた海はくすんでいて、強風に木がなびいてその音がちょっとした恐怖を感じさせました。決して荒れた天気ではありません。雲の間からは青空が見えるし、部分的には日も当たっています。でも荒れたときの風景を想像させるには十分でした。

Kohama209Kohama210しばらく景色を眺めてから大岳を駆け足で降り、そのまま細崎漁港へ向かいました。雲は厚かったのですが、ちょっとした切れ目から夕日が見られるかも知れないと思ったからです。雲の隙間からたまに日が差すことはありましたが、日没の方向が最も雲が厚いところになっていました。細崎の港から見える海も昨日より波が立っていて、さほど荒れているわけでは無いのに穏やかとは言えない表情になっていました。とても午前中泳いでいた海と同じには見えません。

Kohama211日没時間になったのではいむるぶしへ戻ることにしました。完全に日が落ちれば昨日のように真っ暗な中を走らなくてはいけませんから多少急ぎます。帰りは細崎港からはいむるぶしまで、島の南側の海岸近くの道を通って帰りました。きれいな舗装道路ですが、あまり観光客は通らない道だと思います。ひたすらサトウキビ畑を貫く 6 ~ 7km くらいと思われる道を 10 数分ですっ飛ばして帰りました。どう考えても地元の軽トラックより速い。でも住民に迷惑を掛けるのは不本意ですから、むやみに飛ばすのは考え物。fujaata も飛ばすのは見通しが良く、誰もいないことが確認できているときだけです。

夕食ははいむるぶしで初日と同様にバイキング。さすがにお腹が空いていたのでたらふく食べました。しかし、美味しいものを食べるのはやっぱり幸せ。この日もデザートまで目一杯食べたのでした。

食後はもちろんつちださんのコンサート。今日はさらに人が集まっているように思いました。この日は前の方のお客さんのノリが良かったのか、前半のトークは長めに島やはいむるぶしの話。南方の島の夜といえばヤモリがつきもの。客室のヤモリの出現確率は約 30% くらいだそうです。ヤモリは人に危害を加えることは無いのですが、ホテルのフロントには苦情が絶えないそうです。そのたびにスタッフが捕虫網を持って部屋を駆け回るものの、捕獲できたためしが無いとか。そういうもんだと思っておとなしく諦めて下さいねとのこと。そんなトーク中にステージ背後のガラス窓に 2 匹のヤモリが出現。客席は大盛り上がり。つちださんからはヤモリが見えず、何故客席が盛り上がっているかわからずステージ続行。これはタイムリーだったし笑えました。今日の MVP はヤモリーズですな。

小浜島の島民は住民登録されている人数で 450 人、実際には 650 人くらいが住んでいるそうです。この島に(リゾートを除き)民宿は 8 軒あるそうですが、うち稼働しているのは 4 軒程度。売店が 2 軒ほど。そして飲食店が数軒あるそうです。「島には充分すぎるくらいの店がある」「こんなに店があって成り立つのかと思うんですが、観光客相手で結構何とかなっている」とのことでした。やはり基本的には観光産業の島ではないのです。我々観光客からすれば「何もない」のですが、島の住民にとっては生活に充分な環境だというわけです。リゾートで働く人は多くは島外からの移住者ですので、元からの島の人達は農業や漁業で生活を営んでいることがこの話からもわかります。沖縄地方、特に八重山諸島は今、空前の観光ブームと言われています。小浜島はちゅらさんのヒットもあってここしばらくかつて無いほどの観光客が押し寄せているはずです。それに乗って一儲けということもできるでしょうが、ブームが去った後どうなるかは難しいところです。観光に偏りすぎず、リゾートに寄りかかりすぎないというのがこの島の人達の選択と言えるでしょう。考えてみれば 28 年も昔からリゾートがあったわけで、観光産業に力を入れていればもっと観光客相手の商売が存在しているはずです。

Kohama212今日のコンサートもたくさんのお客さんがいました。三日間聴かせてもらったし、昼間に売店でつちださんの CD を買っておいたので、終演後に記念にサインをもらいました。書いてもらった言葉は「三拝云(ミーハイユー)」。島の言葉で「ありがとう」の意味です。三回拝んで云うのがありがとうってことです。良い言葉だと思います。

風呂の後、はいむるぶし内のバーへ小浜島打ち上げに行きました。軽く泡盛をロックで 3 杯ほど。スタッフのお兄さんが泡盛大好きでいろいろ説明してくれました。静岡で飲める泡盛は種類も限られていますが、本当にたくさんの種類があります。
お兄さんは岐阜の出身の方でしたが、ここでの仕事を楽しんでいるようです。ですが、やはり台風 13 号は恐ろしかったとのこと。本当に「これで死ぬかも知れない」と思ったそうです。それでも島は良いところだそう。今の八重山ブームが去った後、リゾートとしてどうやって生き残るかなんて話で盛り上がりました。どうするかは難しい話だけど、自分達に近い世代の若いスタッフが仕事の将来を真剣に考えているのはいいなぁと思いました。
それから、お兄さんの話によれば ANA の各地から石垣島への直行便が 2006 年 11 月 1 日より無くなるとのこと。だとするとあの窓からの景色も、もう楽しめなくなってしまいます。そう言う意味でも今回の旅行とその経路は本当に良いタイミングと選択でした。

小浜島最後の晩、ちょっと良い夜を過ごすことができました。

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