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小浜島サイクリングの一日

Kohama101Kohama10210 月 9 日。2 日目は持ち込んだ Air Glide で島内を一日走って回りました。小さな島ですがそれなりに起伏があって走っていて楽しく、快調に走り回ることが出来ました。レンタサイクルももちろんありますが、ママチャリで隅々まで走り回るのは結構きついかも知れません。それでも結構な数の観光客がレンタサイクルで走っていました。自転車がキツイ方はレンタル・バイクもレンタカーもあります。外は真夏と一緒ですからレンタカーで回る人も多かったように思います。

Kohama103最初は大岳 (と書いて「うふだき」と読む) へ。しかしいきなり道を間違えたらしく小浜小中学校へ。こじんまりしているけど恐らく島で一番立派な建物でしょう。休日だったので生徒さんはいませんでしたが、雰囲気が良さそうな学校でした。体育館は新築しているらしく外装工事が行われていました。

Kohama104Kohama105Kohama106Kohama108Kohama109ルート修正して大岳を目指します。わずか標高 99.2m ですが、島でもっとも高い山です。さすがに自転車では上れず、200 段以上ある急な階段を上って山頂の見晴らし台へ。この階段、想像以上に傾斜が急で、日頃階段をあまり上っていないと意外ときついと思います。fujaata は会社で自分の事務所がある 5F まで日々一段飛ばしで駆け上がっている (本当は御法度) 成果が出たか、そんなに苦労しませんでしたが。面白いのはちいさな子供の方が大人よりよっぽど登るのが早い。子供に置いていかれるお父さん、お母さんが少なからずいました。

Kohama110Kohama111大岳の眺めは素晴らしい。前にも書きましたが小浜島は八重山諸島の中心に位置しているので、島が一望できるだけでなく近隣の島まで見渡すことができます。どっちを向いても素晴らしい眺めが待っています。天候もこれ以上の条件は無いというくらいの絶好の条件ですから、海も空も本当にきれい。急ぐ必要はまるでありませんから、しばらく居座ってのんびり景色を眺めること 1 時間弱。途中団体の観光客がやってきて、ガイドのおじちゃんが周囲の風景について説明してくれるのを便乗して聞くことが出来たのもラッキー。とにかくこの眺めを文章化するのは不可能。

Kohama112Kohama113Kohama115Kohama114Kohama116Kohama117Kohama118大岳の次はアヤカ崎方面へ。というか単に行けるところまで行ってみただけですが、一面に広がる牧草地とトウキビ畑が何とも島らしい感じです。ここからちょっと引き返してちゅらさん展望台へ。要するにあの木を見るための展望台ですね。あの木というのはドラマちゅらさんで和也君の木という設定になっているものです。この木は私有地の奥にあるので、一般には立ち入り出来ないのです。遠くにぼつんと生えていて、見落としてしまいそうです。しかしまぁ、ドラマのスタッフもよくこんなところの木を見つけたものです。ロケハンも大変ですね。名前がちゅらさん展望台というだけあって、この展望台はちゅらさんの碑もあります。ちゅらさんファンは是非とも抑えておきたい場所かも知れません。ちなみにここ、四等三角点もありました。

Kohama107島内を走っていると所々にお墓があります。こちらのお墓は本州でよく見かける角張った墓石が立っているものでは無く、天井がドーム型の石棺のような形をしています。そして石棺の前には 3 畳ほどの敷地が確保されています。つちださんの説明によれば、この敷地は年に一度故人の前で親戚一同集まって酒盛りをする場所なんだそうです。本州だと墓の前には花や供物を供え、線香を捧げるというのが普通だと思いますが、こちらの人は墓の前で宴会をやってしまうというのが面白いところです。皆が元気に騒いでいる姿を墓に入っている人に見せるのが供養になるという考えのようです。あるいは年に一度は故人と一緒に楽しく酒盛りをしようということかも知れません。

Kohama119Kohama120この後は集落へ。集落は昔ながらの石瓦の建物も多数残っていて、それを見るとやはり独特の雰囲気があっていいものです。各家にはお約束のシーサーもあります。が、それが無ければ普通の住宅街です。その辺の地方都市のちょっと古めの町並み。東京の多摩地区にもかつてこんな場所があったように思います。せっかくなので集落の道を隅々まで走りましたが、そんなに複雑な道では無いのに何故か思うように思う場所へ行けません。建物や路地の雰囲気が集落内で大きく違わないからでしょう。

Kohama121Kohama122Kohama123そしてこの集落にはドラマちゅらさんで「こはぐら荘」という民宿として設定された民家があります。実際に現在も住居として使われている建物ですが、本当に集落内の一軒の民家です。住んでいる方もまさか自宅が観光名所になってしまうとは思わなかったでしょう。毎日観光客がたくさん集まってちょと気の毒かとも思いますが、家の前や公民館前に町が建てた看板にもしっかり書かれていますから、快く現実を受け入れてくれているのでしょう。

昼食、というか食事が出来るところは(気がついた限り)集落に 3 ヶ所しかありません。しかも一軒は今月は長期休暇中。必然的に二択となります。他は島内のリゾート施設のレストランしか無いようです。もちろんコンビニは無し。つまりコンビニ弁当も手に入りません。この食事環境の乏しさが唯一この島の辛いところ。
今回は「シーサイド」(丘の上なのに...) でソーキそばにライスを付けて食べました。これで 600 円というのは安い。実は他のメニューも軒並み 500 ~ 600 円でリーズナブル。しかも美味しい。

Kohama124ところで観光地と言えば、自販機の缶飲料の値段は若干高めに設定されている印象は無いでしょうか?! そう思って自販機を見てみると...何と本州の街中の自販機より安く設定されています。小浜島だけでなく、この後行く島でも本州より若干安めか同程度でした。これはちょっとびっくりしました。

Kohama125Kohama126Kohama127Kohama128Kohama129Kohama130昼食後は細崎漁港を目指します。道はアップダウンがかなりあるものの、道幅が広くてほとんどストレートに近い状態でとても走りやすい。坂はかなりきつめですが、下りは気持ちよく走り抜けることができます。
細崎漁港は、人を運ぶ定期船が着く小浜港とは島の反対側にあります。ここもちゅらさんの撮影で使われて有名になったところ。恵里ぃが堤防の上を走って「結婚しようねぇ~」と叫ぶシーンのロケ地です。堤防の上を歩くと海が本当にきれいなのがわかります。びっくりするくらい。

しかしまぁ、祝日(体育の日) ということもあってあまり人を見かけません。島民も天気が良いので恐らく船で石垣島に買い出しにでも行っているのでしょう。滞在しているのもリゾートですから、宿泊者はたくさんいても客同士の接点はありません。事務的な会話以外は一切他人と話しをする機会もなく過ごすというのは、慣れないと結構しんどいものがあります。どこか喫茶店で休もうにもそんなモノはありません。観光地なのかも知れませんが観光客相手で生計を立てている場所ではないので、本当に知らない町をポツンと旅しているだけです。観光地といえばよくありがちな土産物屋も見あたりません。いや、全く無いわけではないのですが、それは島民の生活物資を売っているお店にちょっぴり土産物らしきモノが一緒に置かれている程度。ちゃらさん饅頭も小浜島煎餅もサトウキビ・サブレもありません。
ま、こういう経験も滅多に出来ませんからそれはそれで良い経験ですが、半分「やっちまった」と(このときは)思ったのも事実です。何も知らないこの時は、本当に「ちゅらさん」と「サトウキビ」と「リゾート」しか無い島だと思いました。

Kohama131Kohama132細崎から集落へ戻る途中の景色でマングローブ林を見ました。こんどはシュガー・ロードを走って小浜港へ。シュガー・ロードは名前の通りサトウキビ畑を貫く本当に一直線の道。ここも気持ちよく走れます。そしてやはりちゅらさんのロケ地としても有名。

Kohama133Kohama134Kohama135Kohama136小浜港へ着くと、丁度前日に fujaata が乗ってきた船が着いたところでした。この船にたくさんの生活物資が詰まれているらしく、島の人たちが自家用軽トラックで多数乗り付けていました。細崎の景色も素晴らしかったけれど、こちらの景色もまた素晴らしい。どちらも海が本当に青い。浮き桟橋は新しく、港の周辺も公園が整備され船の待合所も新しい。待合所は「ちゅらさんばし - 旅ぬくろい」という愛称が付けられています。「旅 - ぬかろい」ではなく「旅ぬ - かろい」と区切るそうです。意味は後ほど。しかし「ちゅらさんばし」ってダジャレっぽいっていうかやっぱりベタベタなネーミング。でも意味は「美しい(ちゅら)桟橋」だから真面目に考えても外れたネーミングでは無いですね。

Kohama140Kohama137Kohama138Kohama139しばらく港近辺で写真を撮りのんびりして、再びはいむるぶしへ戻ると 17 時前。そのまま今日も園内を回りました。部屋に戻ると窓から見える夕日が美しい!!

Kohama141この日ははいむるぶしの外で夕食を食べようと思い 18 時近くに再び自転車で集落へ。ところがちょっと早かったのか、目指したお店は準備中。19 時開店だろうと思い、またはいむるぶしへ戻り 19 時近くにまた出発。お店へ行くとお客さんらしき方が店の前にいたので様子を聞いてみると、どうも予約でかなり埋まっている様子。店に入り一人夕食だけ食べられないか聞いてみると、案の定 NG とのこと。こうなると小浜島では食べるものを入手するのも困難です。はいむるぶしも夕食は事前予約が必要ですからすでに間に合いません。仕方なく昼食を食べたシーサイドへ寄ってみると、こちらでは食べることが出来ました。晩御飯には豆腐チャンプルー定食を食べました。550 円、安い。それにしても一歩間違えると食事にすらありつけないこの環境に、さらに寂しさを感じるのでした。

無事食事にありつけて集落からはいむるぶしに戻るべく自転車を走らせると、自転車のランプも役に立たないくらい真っ暗闇。普段、街灯がある生活をしているので新鮮だったのと一方では恐怖を感じました。でも星はきれい。普段の生活では体験できないような光景です。自転車のランプのわずかな光を頼りにはいむるぶしへ向かいますが、見えるのは本当にライトの当たる数 m 先だけ。道を何度か行き過ぎたりしながら何とか戻れました。小さな島ですし道は限られているので、方角さえ間違っていなければ最悪歩けば必ず帰れますが、甘く見るのは危険です。

そうそう、暗いのは電気が来ていないわけでは無く単に街灯が無いだけです。島の人は集落内で生活していますから、その範囲にはもちろん街灯はあります。ところで島のライフラインはどうなっっているかですが、聞いたところによると電気は石垣島から竹富島を経由して海底ケーブルで送電されているそうです。もちろん電話も。最近は Internet 回線も来ているようです。電気はかつては一系統で送られてきており、そこに障害が出ると全島停電を余儀なくされたようですが、最近は二系統で送られてきているとのこと。水道は西表島からやはり海底にパイプを通して送水しているようです。ガスは聞きませんでしたが多分プロパンでは無いかと思います。携帯電話は大岳にアンテナが立っていましたし、少なくとも手元の DoCoMo 携帯の電波状態の表示は良好です。周りの様子から au も大丈夫でしょう。Softbank Mobile も大丈夫だと思いますが不明。PHS はアンテナが無いとのこと。なので仕事から逃れて島に雲隠れ、とはいかないようです。

はいむるぶしに戻り、さっそくつちださんのコンサートへ。昨日と宿泊客がだいぶ入れ替わっているらしく前日とはお客さんの顔ぶれは違うようでしたが、人数は増えていたように思います。

今日のトークはサトウキビの収穫について。小浜島はリゾートがあってちゅらさんで有名になってさぞ観光で成り立っていると思われがちですが、実態は違っていて島人の多くは農業や漁業で生計を立てています。代表的な農作物といえばやはりサトウキビ。例年 1 月から 3 月の間がサトウキビの収穫時期ですが、島でキビ栽培に従事しているのはおじい、おばあなので、キビ刈りの重労働をすべてこなすことができません。なのでキビ刈りは島民挙げての作業になるそうです。そしてこの時期、食事と寝床付きでキビ刈りのボランティアも募っているそうです。結構はまる人がいて毎年来る人もいるとのことです。夏の観光も良いですが、本当に島の姿を知りたければこういう体験も良いかも知れません。

つちださん「次に来るときは一週間滞在してください」と言っていました。(観光で成り立っている島では無いので)あまり島人との接点はないかもしれないけれど、一週間も島をうろうろしていればイヤでも顔を覚えてくれるし、そうなったら話もできるから島の良さがもっとわかってもらえるとのことでした。そうかも知れません。何故か何となく気が楽になった気がしました。

そして話題は島の学校について。島には小浜小・中学校がありますが、高校はありません。八重山諸島には石垣島に県立高校が 3 校あるだけだそうです。中学を卒業し、高校に進学すると全員石垣島で下宿生活を送るそうです。石垣島まで船で片道 30 分ですから通えないこともないような気がするのですが、海が時化れば船は出ないし何より危険。なので島を出ざるを得ないことになります。そして石垣島の 3 つの高校の一つが八重山商業高校。ここには八重山諸島出身の生徒しかいません。島の子供の数は知れています。それだけに島の学校に通う生徒は自分の子供と一緒。その子供が甲子園に行ってしまったわけです。大騒ぎにならない方がおかしいってもんです。こういう感覚はあまり都会では感じられませんが、何となく彼らが熱狂する理由がわかるような気がします。これで八重山商業高校出身の選手がプロ入りでもした日には、さらに大騒ぎなんでしょう。石垣の運ちゃんも「プロに入って欲しい」って言ってましたっけ。

コンサート、昨日と客層が違うためか同じ曲でもお客さんのノリが全然違います。でも全く不自然では無いのがいいなぁと思いました。最近は「この曲のノリはこうでなくちゃいけない」という雰囲気のコンサートが多いような気がするので。
つちださんのオリジナル曲に「タビスカロイ」という曲があります。個人的には結構印象に残った曲です。この「タビスカロイ」というのは「旅す(る) - 幸い」のことで、島を出て行く旅人の道中の幸せ(無事)を願う、島の女性のの祈りのことだそうです。小浜港の待合所「旅ぬかろい」も同じ意味だそうです。以上受け売りコーナーでした。

沖縄地方はの言葉は接続助詞の母音の e と o がそれぞれ i と u に変化するようです。なので「旅ぬかろい」は「旅のかろい」となるのは納得です。

Kohama142この日は夜も雲がほとんど無くきれいな星空でした。

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コメント

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2006/11/06
客室で煙、成田に緊急着陸=蛍光灯付近焦げる-台北行き日航系機
Yahoo!ニュース(時事通信)より

客室で煙、成田に緊急着陸=蛍光灯付近焦げる-台北行き日航系機

 6日午後5時半ごろ、静岡県浜松市付近の高度約3350メートル上空を飛行していた日本航空グループの成田発台北行き日本アジア航空205便ボーイング747-200型機(乗客乗員308人)から、「客室内で煙のようなものが発生したため、引き返す」との連絡が国土交通省成田空港事務所などにあった。同機は同5時50分ごろ、成田空港に緊急着陸。けが人はいなかった。 日航などが詳しい原因を調べている。 日航などによると、同機は同日午後5時ごろに成田空港を離陸。客室の右側窓際の天井にある蛍光灯付近で、白いすじ状の煙が出ているのを乗客が見つけた。客室乗務員がチェックしたところ、プラスチックの焦げるにおいがした。着陸後の点検で、蛍光灯の電圧安定器がショートしているのが分かった。
最近JAL関係トラブルが来ないな、と思ったらまたかよって感じです。
しかも古いタイプだし。ANAなんかもうとっくの昔にこのタイプの機体は退役してますよ。

そういえばジャンボって近いうちに引退するんですよね。やっぱり燃費が良くないからでしょうか。


投稿: JAL rom | 2006年11月 7日 (火曜日) 00:00

う~ん、fujaata には何のことかさっぱり...。

投稿: fujaata | 2006年11月 7日 (火曜日) 23:55

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