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小浜島到着

(お知らせ: Fujaata World の写真はクリックすると若干拡大表示されます。)

Kohama011やって来ました小浜島。NHK の朝ドラ「ちゅらさん」で一躍有名になったあの島です。小浜港に着くと宿の送迎バスが待っています。滞在するのは「はいむるぶし」。いわゆるリゾート施設です。今どき、普通こういうところには家族だとか友人とかカップルだとかで来るのであって、一人で滞在するのはまれでしょう。その通り一人で来ているのは多分恐らく絶対 fujaata のみ。が、はいむるぶしはキッチンこそ無いものの完全に玄関から部屋が独立しており、独り身を置いてリフレッシュする目的にも合うようになっています。もっとも今日は暦も休日、周りはみんな家族かカップルですから多少肩身が狭かったりもします。それでもドラマ「結婚できない男」の桑野信介気分を味わうにはもってこいの環境でしょう。(涙)

はいむるぶしは 28 年まえに作られた施設で、日本のリゾート施設のはしりと言われています。欧米型の長期滞在型の施設として作られたものです。計画は fujaata が生まれた頃からあったようで、当時国内でこのような施設自体が皆無であり、恐らく八重山諸島への観光すら一般的ではなかったと思われます。開設当時は小浜島の 1/5 を占める面積をもっていたようですが、最近は南西楽園(=ユニマット)にかなりの面積を売却し、隣で大部分の面積を占めるゴルフ場と新しいリゾート施設をオープンさせています。

しばらく前まで、はいむるぶしでは短期滞在となる八重山諸島巡りのツアー客を受け入れていなかったようですが、バブル期以降は短期滞在のツアー客も受け入れています。このため当初の「長期滞在型リゾート」という趣旨から「観光ホテル」という要素が強くなっているように思われます。このあたりは八重山周辺の宿泊事情とも関係があるようです。それは石垣島以外に団体ツアー客が宿泊できるホテルが無いということ。唯一小浜島にははいむるぶしと南西楽園のリゾート施設があり、しかも小浜島は八重山のへそといわれており離島巡りの立地条件としても適しているからです。基本的にはそれ以外の八重山各島に滞在するとすれば宿泊先今でも民宿がその中心、というかそれしかありません。

それにしても 28 年前、こんなところに長期滞在型リゾートを作るという発想はあまり無かったのでは無いかと思います。ちょっと時期尚早だったかもしれませんが、30 年近く経った今も存在していることを考えれば目の付け所は良かったのかも知れません。しかし未だ日本では欧米のように数週間から 1 ヶ月の休暇を取ることは一般的ではありませんし、この施設も当初の設立主旨からは若干外れた運営になっているようにも思われます。本来期待されていた「リゾート」というものが、日本ではまだまだ一般には縁遠いものなのでしょう。

ということで話を戻すと、繰り返しになりますが元々は長期滞在でのんびりリフレッシュすることを目的とした場所ですから、fujaata のような目的にはまさにぴったりのはず...。(^^;;

小浜島は小さい島です。観光だけなら一泊もすれば充分でしょう。観光名所を見て回るだけなら午前中に小浜港に入って夕方別の島へ移動しても良いかも知れません。ですが、今回ここに 3 泊もするのです。一つにはたまには思いっきりのんびりして贅沢をしてみるのも良いかと思ったこと、もう一つはいつもの場所から離れて一人でゆっくり考える時間と場所が欲しかったということ。今回の休暇制度は「ライフ・サイクル休暇」と名付けられているので、そういう意味では制度の意図するところに合致していますね。あ、これって会社の思うツボですかね?!

Kohama012Kohama013Kohama01416 時にはチェックインを済ませ、部屋に入ることが出来ました。何ら着いてからの計画を考えていなかったので、荷物を広げ案内図を見ながらはいむるぶしの全体像を把握。自転車を組み立て、試運転がてら園内を一巡りすることにしました。夕暮れ間近、気温も下がってきて風もいい感じで吹いており気持ちいい。園内各所で写真を撮り歩きました。しかし景色は本当にきれい。離島に来たなぁと改めて感じました。

Kohama015Kohama016Kohama017Kohama018Kohama019Kohama020Kohama021Kohama022Kohama023Kohama024浜松、というか本州からはさらに西に来ていますから、日没時刻も遅め。この時期は大体 18:30 頃です。fujaata の部屋も西向きの海がきれいに見える場所ですが、園内のその名もずばり「サンセット広場」で夕日を眺めることしばし。なんですか、もう、別世界です。これが会社から見える夕日と同じものだとはどうにも思えず。こりゃ、帰るのイヤになるってもんです。ちなみにはいむるぶしの客室は、全室海が見えるように設計されているようです。夕陽でで照らされたコバルト・ブルーの海が何とも言えぬ深い色に変わるのも素晴らしい。

Kohama025Kohama026Kohama027夕食ははいむるぶし内のレストランで沖縄料理のバイキングにしました。一応リゾートのレストランなので家庭料理のそれとは違いますが、沖縄料理は本当に美味しい。薄味だけど出汁が効いているし、沖縄食材そのものが味がしっかりしています。最近以前ほど食べられなくなっているのですが、一口ずついろんなものを頂きました。じーまみー豆腐美味しかったなぁ。最後はやっぱり紅芋アイスですね。

食後、ロビーではつちだきくおさんのコンサートが開かれていました。歌はフォーク系で上手い! フォーク系の人って今はあまりメジャーなイメージでは無いかも知れませんが、一般的に実力のある人が多いように思います。歌も上手いけど喋りも上手い。途中から聴いたのですが本当に楽しめました。

つちださんは小浜島に 18 年住んでいるそうです。歌っているのは主に八重山を題材にしたオリジナル曲や八重山地方の民謡。単にその辺の歌手が土地の歌を歌っているのではなく、そこに住んで歌を作り、あるいは土地の歌を歌うというのは出音に説得力があるように思います。そしてトークでも一見さんの観光客ではわからない島の生活や文化について、面白く語ってくれるのでした。一人でも多くの「八重山病患者」を増やすのが彼のコンサートの目的、コンサートは八重山病患者総決起集会という位置づけ(?!)です。

今日の天気は島民のつちださんをして絶好の条件だそうです。翌日には風もやんで最高の条件になるだろうとのことでした。本当に良いタイミングで来ることができたようです。台風を持ち出すまでもありませんが、荒れるときは本当に厳しい環境になるとのことでした。天気一つで島に来た旅人の印象が大きく変わるというのはわかるような気がします。石垣島のタクシーの運ちゃんも言っていた台風 13 号の時は小浜島近辺は風速 70m/s 近くの風が吹き荒れた(西表島の観測所で瞬間 69.9 m/s の史上最強の風速を記録している)そうです。全く想像が出来ません。
つちださんのコンサート、結局滞在中毎晩通い続けたのでした。

夜になると外はかなり涼しく過ごしやすくなります。夜はもうすっかり秋の雰囲気ですね。夕方までは蝉の大合唱でしたが、夜は秋の虫の大合唱。よく晴れているので月も星もきれいでした。風呂は各部屋にもユニット・バスがありますが、離れにある大浴場へ。久しぶりの大きな風呂がまた気持ちよかった。こうして旅行一日目が無事終わったのでした。

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