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YSL-8510(-GS) 買っちゃいました

Ysl8510_01先日、ついにというかやっとというか、細管の Trombone を購入しました。買ったのは借りていたものと同じ YAMAHA 製の YSL-8510 です。当面手持ちの太管 YSL-8420G との持ち替えは続きそうなので、スライド・ポジションも似ている方が使いやすいし、形状や重量バランスも慣れていたので無難な線ということで選択です。

YAMAHA 製の Jazz 向け細管 Trombone といえば、比較的最近出た YSL-697Z が評価が高くそれなりに人気があるようですが、現状の fujaata の使用目的には合わないので選択しませんでした。今回購入するまでに結構いろんな楽器を試しています。YAMAHA 製以外はもちろん、YSL-8510 だけでも仕様が違うものを含めて何本か試しました。YSL-697Z ももちろん何本か試しています。

試してはいませんが、YAMAHA 製なら他にも東京の大型楽器店では国内で発売されていないモデルの YSL-691 (J.J.Johnson モデル) も売られているようですが、基本的な設計は YSL-8510 がベースになっているようです。恐らく YSL-8610 という型番でだいぶ前には国内でも売られていたと思います。

以前にも書きましたが、fujaata が細管を使用する場面は Big Band での 2nd か 3rd パートが主になります。つまり Solo プレイヤでもリード・プレイヤでもありません。ですから、高域が楽に出るとか、技巧的なプレイがやりやすいというより、リードや Solo を支えて Bass Trombone とのハーモニーを構築することが主な役割になります。同じ YAMAHA 製で比較すれば YSL-697Z はどちらかといえばリードや Solo、あるいは数人のコンボ向けの楽器ですが、YSL-8510 は Big Band のセクション向けのイメージです。もちろん先日も書いたとおり、Solo プレイヤでも 8510 を使う方はもちろんいます。
fujaata がこの楽器を他で使うとすれば吹奏楽団で Jazz 系の曲の Solo がある場合ですが、こちらは周りの響きがどうしても重厚になりますから、やはり 8510 の方が合っています。

Ysl8510_02ところで今回買った YSL-8510 ですが、実は特注仕様です。といってもカタログに載っている程度の変更ですが、ベルを太管の YSL-8420G 同様にゴールド・ブラス材に変更し、さらに総銀メッキにしてあります。この程度の変更は普通に楽器店で注文時に受け付けてくれます。YAMAHA の Web の製品案内にはこの仕様変更については今現在書かれていませんが、楽器店で配布されている紙のカタログには価格込みで仕様変更の案内が出ています。ただし、カタログに載っているとはいえ特注になりますから納期は 4 ヶ月以上かかります。この楽器を発注したのは昨年の 12 月でしたから、やはり 4 ヶ月はかかっています。写真の型番の刻印を見ると YSL-8510「G」と入っているのがおわかりいただけると思います。

Jazz 向けのモデルにはレスポンスの良さと吹奏感の軽さを求める人が多いので、今回の仕様変更はそういう意味では全く逆の方向性です。しかし fujaata は太管で吹き込むことに慣れてしまっているため、敢えて吹奏感が重くなる方向の選択をしました。実は以前、ベルと抜き差し管をゴールド・ブラスに変更し、スライドをライト・ウェイト仕様にした YSL-8510 を試したことがあって、このときスライドだけを標準品に戻したものが吹きやすかったのです。それから別のメーカの楽器ではありますが、銀メッキの楽器をいくつか試したことがあって、ラッカーのものより吹奏感が良かった記憶がありました。ベルがメッキでは無く「純銀(スターリング・シルバー)」で出来た楽器も試したのですが、これは本当に良い感じでした。もちろんお値段もそれなりのものでしたが。
今回抜き差し管まではゴールド・ブラスにはしませんでしたが、部分的に材料の比重や硬度を変えるより全体的に銀メッキで重量を付加した方が良いだろうと考え、今回の仕様になりました。

ところで管楽器含むいわゆる生モノ楽器は同じ品番でもそれぞれ個体差があります。製品としての完成度のばらつきだったり、好みのレベルのばらつきだったりと様々ですが、電化製品のそれとは大きく異なるばらつきがあります。一般に YAMAHA 製はばらつきが少ないと言われていますが、それでもある程度の個体差はあります。ですから管楽器を買うときは同じ品番でも複数の楽器を吹き比べて買うのが良いとされていますが、特注にすると一本モノなのでどうやっても選べません。この辺が心配な人は特注は難しいかと思いますが、fujaata は「特注品に(製品としての完成度の)悪いモノは無い」と信じていますので、気にしませんでした。これはある意味 fujaata が勝手に持っている信念ですけどね。

あと、YAMAHA 製の一番の美点、それは Trombone のスライドの精度が抜群に良いこと。楽器としての音はもちろん大事ですが、Trombone はスライドを抜き差しして演奏する楽器ですから、このスライドの動きの良さが非常に大切。「スライドは Trombone の命」とまで言われる部分です。スライドを構成する中と外の管の隙間が広ければ滑りやすくなりますが息が漏れてしまいます。狭めれば息は漏れないけど滑りは悪くなりますから、管の太さの精度と直線性が善し悪しの全てです。この作りの良さはは他メーカより YAMAHA 製が大きくリードしています。
もう一点、YAMAHA 製の美点を挙げれば、通常多くの楽器はラッカー塗装されていますが、このラッカー塗装というのが非常に難しいのです。やはり YAMAHA 製のラッカー仕上げはダントツに良い仕上げだと言われています。今回は銀メッキにしたのでまったくその恩恵にはあやかれませんでしたが、本当は銀メッキよりラッカー仕上げの方が美しく仕上げるのは難しいそうです。でも、銀メッキの方が高いんですよねぇ....。(-o-;;

結果的には、まだちょっとだけしか吹いていないんですが、それでも想像通りの吹奏感と音色が得られていると感じています。というかかなりイケてます、期待以上。ゴールド・ブラス・ベルで銀メッキというと、一般的にはもの凄く抵抗感がキツイ(重い)イメージがありますが、新品なのに思いの外楽に音が出ます。音色は変更した仕様の特性の良いところが出ており、ゴールド・ブラス・ベル特有の柔かい音色がしますし、低域も良く鳴ります。メロウでメロディックなフレーズにはもってこいですね。ま、楽器が良くなっても fujaata の演奏技術が向上するわけじゃありませんけど...。(^^ゞ

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