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T-FAL Program 8 400 (アイロン)

先の引っ越しで大部分の家電製品は揃えたのですが、アイロンだけは買っていませんでした。ワイシャツにネクタイなスタイルで仕事をするわけではないので、一般のサラリーマンに比べたら使わないからというのは確かですが、それでもそれなりには必要なものではあります。会社の寮にいた頃は、アイロンや暖房基部の持ち込みは原則禁止とされていたので、学生時代に使っていたものは入社前に全て処分してしまいました。そのかわり寮では共用のアイロンがあったので、それで事足りていたのです。多分寮の住人の中では fujaata のアイロン使用頻度はかなり高かっただろうと思っています。

このご時世、アイロンなんて各社から安くてそれなりに多機能なモノがたくさん出ています。どれを買っても一見同じようなものなのですが、学生時代や会社の寮で使っていた経験から自分で買うときに考えたいポイントがいくつかありました。以下 fujaata の場合ということで。

まずコードレスは NG だということです。fujaata の場合、アイロンを使うのはアイロンをかける必要がある衣類等がある程度たまってからまとめて、ということが多いのです。明日着るワイシャツを一枚、毎日寝る前にアイロンがけというスタイルでは無く、かけるときはシャツが 5 ~ 6 枚まとめてという状態になります。しかも fujaata は図体がデカイのでシャツ一枚の大きさもそれなりにあります。コードレスはコードが邪魔にならず素敵なのですが、とてもこれだけの分量を一度の充電でかけることは出来ません。かけている途中で電池が切れて充電待ちというのはイヤンな感じ。それからシャツの素材も木綿がほとんどなので合成繊維よりも温度設定を高くする必要がありますが、これも電池の持ち悪くなる方向です。

次に「コテ」(アイロンの熱くなる部分) が大きいものが欲しいということ。小型の方が細かいところまでかけやすそうなんですが、広い面をかけるのが面倒なだけでなくきれいに仕上げにくいと感じています。ここしばらく「コードレスで小さくて軽い」というのがトレンドだったと思いますが、それとは全く逆ですね。...ですから製品としては「下のクラス」な仕様のものになってきます。寮の備品も高級品では当然無く、必要最小限のものです。それでも使わないときはコードをボタンを押して本体内に巻き取れるようになっているあたり、さすが日本のメーカ製です。

ということで、シンプルな数千円のモノを選べば話は終わり...のはずなのですが、一つ問題があったのでした。それは「シンプルで低機能なモノ=低価格=安物」というのが国内メーカ品の図式になっていて、寮で使っていたモノもそうだったのですが、コテの部分の表面仕上げが剥げてきてそこから錆びるんです。それからスチームの穴の中も錆びてしまうようで、使っていると錆が混じった水が出てきます。これでアイロンをかければどうなるかは想像できると思います。コテの表面の加工が剥げてボロボロになれば錆びないまでも滑りが悪く、作業性は著しく低下します。

Program8_04Program8_01電気店や Web でいろいろ見て回ったところ、表題の T-FAL (フランスの家庭用品メーカ) 製のアイロンを見つけ、悩んだ末買いました。買ったのは Program 8 400 というモデル。このアイロン、今時の日本のメーカ製では「あり得ない」仕様だらけです。
・コードレスではないだけでなく、コード・リールが付いていない。つまり片付けるときは自分で本体にぐるぐるコードを巻き付けなくてはいけない。
・スチーム用の水を入れるタンクは本体から外れない。水を入れるときは本体毎蛇口へ持って行かなくてはいけない。
・本体がデカくて重い。水を入れない状態で 1.5kg あります。
・定格消費電力 1400W。電子レンジやクーラーより大きい消費電力です。
・価格が高いんです。1 万円以上します。機能だけなら 5,000 円程度のものと大差ない感じ。
・なのに見た目はとってもプラスチックな雰囲気。パッと見 3,000 円クラスって言っても問題なさそう。
もう、これだけで普通は「まず買わない」代物です。

Program8_03Program8_02ですが、良さそうに思えたところもあるのです。
・最大 1 分間に 80g もスチームが出せる。これは厚手のジャケット等のアイロンがけには有効で、冬場は割とジャケットを着る頻度の高い fujaata には良いと思えました。
・コテ面がセラミック系の表面加工がされている。...本当に良いかはわかりませんが、従来のテフロン系よりは丈夫ではないかと思いました。
加えて先に「あり得ない」と書いたところは fujaata にとっては美点と言える部分もあり、買ってみることにしました。安くは買いましたがそれでも 1 万円は超えますから、ギャンブル感満載です。

先日入手し、実際に何度か使ってみました。結論から言えば今のところ良い感じだと思います。消費電力は大きいですが、作業はこれまで寮で使っていたものと比べたら短時間で終わります。感覚的には半分の所要時間で済む感じです。これまで何度も同じ場所を走らせないとシワが伸びなかったようなところも一発で仕上がるし、広い面もむら無く仕上がります。重量はありますが滑りが良いので重さを感じません。この滑りの良さがいつまで持つかはわかりませんが、長期間維持できるなら非常に優れていると思います。
水の扱いはやはりちょっと面倒。入れるのも抜くのもいちいち流しに行かなくてはいけません。本体は重めですしね。ただ、カセット式に外れるのは楽ではありますが、古くなってくると接合部が甘くなってそこから水がもれてくることが経験上多いので、そういう心配はなさそうです。

モノとしての造りは使ってみるとよく出来ています。取っ手を握ったときの形状や材質、レバー類の位置などはよく考えられている感じです。こういう部分は使ってみないとわからない部分ですから、ここにコストをかけているのは良心を感じます。

そうそう、一つビックリしたこと、それは製品の梱包。薄い段ボール箱に、発泡スチロールの緩衝材というのはありがちですが、それ以上何も無く、そこに直に入っていました。日本のメーカだとビニール袋に入れてというのが普通だと思います。当然製品表面には多少のホコリが付いているし、部分的にはわずかな汚れもあります。こういうところの品質には日本は非常にシビアですから、お国柄というか文化の違いを感じました。

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コメント

国産(○ショナル)のコードレス使ってるけど充電待ちは体験したことないし、フツーに使えるよ!
でも、次買うときはコード付きにしよっかなと思ってます。だって、本体はコードレスでもスタンドはコードでつながってなきゃいけないんだもん。。。

投稿: あさこ | 2006年5月30日 (火曜日) 22:24

そうかそうか、最近は電池の持ちも良くなっているだろうね。
実は寮にもコードレスはあったけど、電池がほとんどもたずに使い物にならなかった。多少古かったからねぇ。

本体がコードレスだったらかける作業のじゃまにならないからいいんじゃない。え、そこは気にならないのか?!

投稿: fujaata | 2006年5月30日 (火曜日) 23:05

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