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健康診断

初バリウムで大いに盛り上がってしまいましたが、健康診断は胃レントゲンだけではありません。ついでなので勤務先の健康診断についてご紹介です。

先にも書きましたが、勤務先では毎年誕生月にお呼び出しがかかり、社内の施設で健康診断が行われます。検診だけでなく体力測定と健康講話もあり、結果は即日フィードバックされます。結果次第では午後に医師の診察や面談が行われることもあり、このメニューの充実度は世の中の会社のなかでもトップ・クラスではないかと思います。

さて今回の健康診断ですが、fujaata は午前 8 時開始の組に指定されました。9 時スタート組もあるのですが、内容は全く一緒。どちらになるかは人事部が勝手に決めているようです。血液検査があるので前日は午後 8 時以降飲食禁止です。このあたりは常識的かと思いますが、こちらの検診のメニューを考えると後半結構過酷な条件になっていきます。このあたりは後ほど。

その内容ですが、事前に問診票と検査キットの入った封筒が送られてきます。中身は問診票と検尿容器、それからある年齢以上は検便容器が入っています。検体をあらかじめ採取して記入した問診票と共に当日持参します。

当日受付では看護師さんが順番に受ける検査項目の確認と検査用のバーコードを発行してくれます。その後採取してきた検体の提出と採血があります。fujaata は注射が大の苦手。その苦手たるや小中学校時代のインフルエンザの予防接種はことごとくパスしたほど。とにかく根がセンシティブかつデリケートにできていますから、痛い行為は普通の人以上に NG です。TV の医療番組やドラマを見ていてもシーンによってはダメな感じ。というわけで昨年まではこの採血が fujaata にとっては検診中最難関かつ最大のイベントだったわけです。

で、採血が終わるとその後の検診の順序は混雑具合等で多少変わりますが、今回の場合は胸部レントゲン検査でした。そして胃レントゲン検査があって心電図、聴力と続きます。去年までは胃レントゲンと心電図、聴力は対象外だったので一気に増えた感じ。聴力検査は個人的には精密測定をやりたい気分。なんと言ってもある意味商売道具ですからね。聴力の後は視力、その後身長と体重を自動測定器で計測します。検査としてはこの後 PC の問診に従って行う VDT 検診がありますが、質問にタッチ・パネルで答えていく単純なもの。これは精密検査が必要な人は後で医師による検査があります。

最後は看護師による問診と血圧測定で終了。問診はあらかじめ記入した問診票に従って行われます。中身は生活習慣に関するものと、既往症や血縁関係者の罹患状況(主に生活習慣病)に関するものです。fujaata の親族は生活習慣病だとか成人病と呼ばれる類のデパート状態で、毎年チェックリスト全てにチェックが入っています。さすがに毎度看護師さんにビックリされます。それゆえ一応 fujaata は多少なりとも健康状態や生活習慣には気をつけているつもりですけどね。

問診が終われば一通りの検診はとりあえず終了です。ここまで約 1 時間。しかしこの後には体力測定が待っています。前日の夜から飲まず食わずの状態で、しかも空きっ腹にバリウムまで頂戴した状態で体力測定が行われますが、結構ハードな内容です。やることはエアロバイク、前屈、垂直跳び、全身反応速度測定、腹筋、両目閉じ片足立ちです。順序はそのときによって違いますが、大抵はエアロバイクから。しかし、今回はエアロバイクが混んでいたのでいきなり全身反応時間測定を行うことに。

この測定は目の前にあるランプが光ったら電極を仕込んだマットの上で出来るだけ早くジャンプするというもの。既に初バリウムでかなり気持ち悪い状態なのに、いきなり跳躍系の測定です。毎年約 0.3 秒を切るか切らないかという反応速度を出していたのですが、今回は約 10% 反応速度が低下してしまいました。それでも成績としてはかなり良い方ですが何とも残念な感じでスタートです。

続けて垂直跳び、またしても跳躍。瞬発力のテストです。まだ発泡剤の影響が残った腹がぐるぐる言っています。担当のトレーナさんに「大丈夫?! 飛べる?!」と一応訊かれたものの、飛び上がれないほどじゃないのでやることに。これも昨年までは毎年 65cm 前後飛んでいるのですが、結果は 59cm。このところの運動不足が祟っているとはいえ、著しい記録の低下にがっくり。これでも年齢からするとかなり良い成績らしいですがねぇ。

お次はエアロバイクで基礎体力測定です。マシンのプログラムによって測定が進むのですが、これだけはどうやって成績を出しているのかがわかりません。マシンの負荷と心拍数の上がり方で判定しているらしいのですが、fujaata はこの手の運動ではあまり心拍数が上がらないのでひたすらペダルを踏み続けます。人によっては 6 分程度で終わるようですが、fujaata はだいたい 12~13 分くらいこぎ続けます。自転車はお得意なので別に何の苦にもなりませんが、出てくる結果は毎年 40 代前後の成績。ひどいときは 50 代なんていうこともあります。いくら運動不足とはいえこれはあり得ない結果。
過去にトレーナさんと話したところでは、どうも心肺機能の程度によっては正確に測定できないようです。fujaata の安静時の心拍数はおよそ 60 かそれをちょっと下回る程度でこれは低めの数値。どうやら普通の人よりはかなり効率の良い心肺機能をもっている「らしい」です(真偽不明)。ということでこの測定結果はあまり気にせず次へ。

今度は床に座っての前屈。柔軟性のテストです。fujaata は昔から身体が固いので苦手種目の一つ。それでもつま先より 14.5cm 先まで届きました。これはおそらく過去最高の成績。人によってはお腹の脂肪が邪魔で前に行かないなんて言う人もいますが、そういう影響は無かった模様。

のこりは 2 つ。相変わらず胃袋は気持ちが悪いまま。まずは両目閉じ片足立ちです。平衡感覚のテストです。両目を閉じて両手を腰に据え、何秒間片足で立ち続けることが出来るかをはかるものです。これもそんなに苦手な種目ではありませんが、既にかなりゲッソリな状態で、何とか満点となる時間 (2 分程度) をクリア。

最後は腹筋、筋パワーの測定です。入社した頃は自分ができる限界の回数をやるという測定だったのですが、そのご 30 秒間に何回出来るかを測定するように変更されました。今回は何故か 28 回という好成績をマーク。これも過去最高です。

以上で体力測定は終了。どうです、結構過酷じゃありませんか。あとは健康講話の講義を残すのみですが、開始まで多少時間があるので売店へ走って食料調達しました。このあたりの話は前回書いたところです。

食料を詰め込んだところで健康講話です。これは言ってしまえば健康診断の結果を出すまでの時間稼ぎです。しかし毎年テーマを変え、結構掘り下げた内容の話が用意されており、個人的にはなかなか有意義な中身だと感心しています。もちろん「余計なお世話」って思う人もいるでしょうが、多少なりとも日頃から健康と生活習慣を気にかけていると勉強になる話が結構あります。

今回のテーマは高血圧と生活習慣というもの。内容は省きますが高血圧とからめて食生活や運動習慣についての解説がありました。印象に残ったのは筋力の衰えには、身体の部分によって差があるということ。そろそろ黙っていても低下してしまう年齢なので否が応でも気になります。歳を取ると足腰が弱くなると言いますが、一口に足腰といっても弱くなる順序があります。詳しくは省きますが、話に出てきた弱くなりやすい場所を鍛えるには自転車が良いことに改めて気がつきました(講義で自転車がよいという説明はありませんでしたが)。そういえば以前 NHKためしてガッテンでも取り上げられていたのを思い出しました。

講話中、最近話題のメタボリック・シンドロームについても話がありました。詳しくは書きませんが、いわゆる隠れ肥満と生活習慣病との関係が明らかになってきており、次回以降の検診ではこのメタボリック・シンドロームを意識した測定を取り入れていくことを計画しているとのことです。これが導入されると今まで異常なしだった人もそうではなくなる可能性があるとのこと。具体的にはへその上を通る胴回りを測定してある一定以上の値で、かつ血液検査の所定の項目の値がある一定以上の場合に「隠れ肥満」と認定されるようです。この胴回りの基準が男で 85cm 以上ということで、一見ハードルは低そうですがそうでもないとの話。話をしていたのは見た目細めのおじさんですが、彼のズボンのウェスト・サイズは 73cm のものなのに、実際にへその周りを測ったら 81cm あったそうです。ちなみに fujaata のズボンのウェスト・サイズは 82 cm。うぅむ、危険...。

1 時間ほどの講話が終わるといよいよ検診結果の発表です。ここで特に問題が無ければ、別室で検診結果の説明を受けて終わり、晴れて無罪放免です。しかし、検査値に異常があれば昼食後再度問診、場合によっては医師の診察が待っています。そして午後呼び出し組は後日再検査、もしくは病院での精密検査も待っています。それゆえ結果発表は合格発表を見る受験生の気分、天国か地獄かといった心境(?!)です。まずは異常なしの人から名前を呼ばれますから、ここで名前を呼ばれればガッツ・ポーズの一つも出てしまうのはご愛敬。最初から残留組を覚悟している人は別として、ちょっとした緊張感が漂います。

実は昨年 fujaata は予想外の残留組となりました。結果を見ると血糖値がわずかに高めになっていました。親族に糖尿病患者がいますから、日頃から意識していただけにちょっとショックでした。とはいえ医師の診察や精密検査を受けるほどではなく、半年後に血液検査の再検査で事なきを得ました。それゆえ今年も油断はできません。しかもこの数ヶ月引っ越しと大残業大会でほとんど運動をしていません。多少覚悟はしていたのですが、結果はあっさり名前を呼ばれ無罪放免。そもそも勤務先は社員の平均年齢が高めで高齢化が進んでおり、これまでの経験から無罪放免は半分いるかいないか。今回も無事だったのは 1/3 強だったようです。

検診データを前に看護師さんと結果確認。ここでは今回のデータを含め過去 3 年分のデータとの比較を行います。無罪放免となったものの、コレステロール値が若干高め。やはり運動不足は否定できません。体重と体脂肪率に変化はありませんから、ここしばらくの影響が確実に出ています。指摘されたのはこれだけですが、ついでに血中糖の値に目をやると HbA1c の値が上昇傾向。個人的にはこれが気になります。多くの人は血糖値を気にすると思いますが、血糖値は体調によって一時的に上がることもあります。しかし HbA1c の値は過去 2 ヶ月程度の平均血糖値の影響が現れます。なのでこの値が正常値であっても過去のデータと比べて上昇傾向にあるのは危険な兆候。やはり運動不足は確実にデータに出ています。そろそろ生活習慣を改善しなくてはいけませんね。

これで今回の検診は終了。最近、現行の健康診断の内容には病気の早期発見の効果は期待できないという研究報告もあるようですが、自分の健康状態を気にするきっかけとしての効果はあるかなと思います。願わくば検診内容そのものも実効性のあるものにしてもらいたいなと思います。

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バリウム記念日

先週、会社で定期健康診断がありました。勤務先は年に一度全社員に対し誕生月に健康診断を実施しており、そのための施設も持っています。検診に加えて体力測定、そして健康講話(受講必須)もあるフル・コースなメニューです。海外駐在の社員も健康診断のために年に一度帰国して検診を受けることになっています。なかなかの徹底ぶりです。

fujaata の誕生月は 4 月ですが、この時期スケジュールが詰まっているのかここしばらくは毎年 5 月に呼び出されています。とまぁ、そのくらいは良いのですが、ある年齢に達すると検診項目が追加されるのです。それまでは身長、体重、体脂肪率、血液検査、検尿、胸部レントゲンくらいなのですが、fujaata は今年からそれに加えて検便、心電図、聴力、そして胃レントゲン検査が追加されました。

胃レントゲン検査...そうです、これを受けると言うことはすなわち「バリウム」をご馳走になることを意味します。巷で評判のあの「バリウム」です。「飲んだ後しばらく体調がおかしくなる」だの「あれを飲むくらいなら病気になった方が良い(ウソ)」だのって言われるあの「バリウム」です。そもそも内臓の検査が楽しいわけありませんが、それにしても「エグい」話しか耳に入ってこないあの「バリウム」でございます。そりゃぁもうブルーなんてもんじゃありません。去年の検診が終わったところで「あぁ、来年はバリウムかぁ」と落ち込み、検診の召集令状(=案内)が届いたところで愕然とし、前日は Web でバリウムに関する情報を調べまくった挙げ句その過激さあまり恐怖のどん底に陥ったのでありました。

当日、まず会場に向かうと検診の受付は 11 番目でした。fujaata の前には、どう見ても fujaata よりお歳を召した方々が並んでいます。「あ~、みんなバリウム仲間」なんて諦めムードで眺めていたのですが何か様子が変。なんと fujaata の直前の一名以外全員が胃レントゲン検査を拒否。会社では検査を受けることが前提になってはいますが、それはそれで拒否することも可能です。しかしそれにしてもこれだけ拒否する人がいるということは、さぞ過激な検査になることを予感させます。思わず fujaata もパスと言いそうになりましたが、前の人が「...まぁ、受けておきます」って言ったのにつられ、つい同じ台詞を吐いてしまいました。

検診が始まり検査のタイミング等もあって、なんとその日の胃レントゲン検査第一号になってしまいました。検査技師のおっちゃんが「はぁ~い、いらっしゃ~い」と言わんばかりに暖かく出迎えてくれたその部屋には、これからご馳走になるバリウムが大量陳列されていました。容器に入ったバリウムを攪拌する装置が小気味よく音を立てているのも、世紀末な雰囲気を一層盛り上げてくれます。

言われるままにカメラの前に立つと、技師のおっちゃんが白い顆粒の入った小さな容器をくれました。「はい、まずそれを口の中に一気に入れてください。これは発泡剤ね」...胃袋をふくらませるための発泡剤、すなわち重曹です。それを口に入れると今度は少量の水をくれ「それで一気に飲み込んでください」。言われるままに飲み込むとすぐに胃袋がパンパンに膨れあがります。当然ゲップをしたいのですが、それは許されません。ゲップをすれば追加の発泡剤が待っています。この気持ち悪い状態で「では、左手のところにあるバリウムを飲んでいきましょう~!」と言われ、左に目をやるとそこにはバリウムの入った容器が置かれているじゃありませんか。言われるままに左手で容器を持つと「はい、まず一口飲んでみましょう~」...う、まずい。まずいけど想像よりはマシか。「はい、もう一口飲んでみましょう~」...ゲップしないようにもう一口。しかしこのねっとり感とざらざら感は何とも言い難い。もはや味なんてどうでも良い感じ。「はい、じゃぁ残りを一気に飲んじゃいましょう~」...これなら日本酒イッキの方がなんぼか楽だわ。

バリウムを頂戴したところで、立っていた装置全体が傾いて斜面に横たわる状態に。この状態で何度か仰向けからうつ伏せになるように指示され、言われるままに動きます。バリウムを胃の中で均一に回すためですね。いつゲップ(とバリウム)を吐き出してしまってもおかしくない状態で、しかも結構激しく動き回るのですから苦痛以外の何者でもありません。食べ過ぎて苦しくて今にも戻しそうな状態で床をゴロゴロ転がり回ることを想像していただければ、過酷さが想像していただけるかと思います。しかも横たわっている台は上下左右自在に動きます。ほとんど倒立状態で停止し、さらに身体を傾けることを要求されることも。これを涙無しにどうやり過ごせっていうんでしょうか。ですがここでゲップしたりバリウムを戻してしまうことは避けなくてはなりません。そうなってしまった日には発泡剤とバリウムのおかわりが待っています。

何とか過酷な責めを耐えしのぎ、無事生還すると紙おしぼりを渡してくれ「とりあえず」終了(後述)。安心してまずはゲップしたのですが、思ったほどは出なかった感じ。このあたりは個人差がありそうですが、腹の中の気体は上か下かのどちらかから出ることになっていますので、ゲップで出なかった分は当然下から出るわけですな。(^^ゞ
気を取り直して検査室の外の洗面所で口をゆすいで、残りの検査へ向かったのでした。撮影の所要時間は掲示された説明によると 6 分ほどと書かれていました。前後の儀式まで含めれば 10 分以上このイベントを堪能することになります。

ところでこれで全てが終わりじゃありません。バリウムは吸収されませんからしかるべき経路を通って体外へ出ていきますが、なすがままに任せておくと経路の途中で硬化し詰まってしまいます。詰まらないまでも残っていれば腹がふくれた状態で気持ちが悪いことには変わりがありません。なるべく速やかにご退場頂く必要があります。

今回の場合一通りの検診後に問診があり、そこで下剤を頂くことができました。この下剤、Web で調べても同様ですが、人によって作用の程度が大きく異なる模様。人によっては一錠だけでも午後は仕事にならないほどの作用をもたらす場合もあれば、全く反応無く夕方、翌日と追加してもなかなか出てこない場合もあるようです。とにかく早く出すに越したことはありません。まずは一錠をコップ 2 杯の水で頂きます。大量の水分摂取も目標達成には効果的。

とすれば理屈は簡単。流れは一方通行ですからところてん式に押し出せば良いのです。検査室前の掲示にも、速やかに食事を摂って出やすくすると良い旨の案内がありました。そこで一通りの検査と体力測定終了後、売店へ行きコロッケ・パンとおにぎり 2 個、500ml パックの明治フルーツ・オレを一気に投入。これが午前 10 時。

全行程終了後職場に戻ったのが 11 時過ぎ。ここでお茶を 300ml 追加。さらに 12 時の昼食時は大盛りご飯の定食を多少苦しいながらも追加投入。もちろんお茶も追加。午後も手をゆるめるわけに行きません。夕方までにさらに 500ml 以上の水分と、途中「おやつ昆布」も追加。昆布はお腹の中で水分を含んでふくれるし、繊維質が豊富なので効果が期待できます。その後も晩ご飯にカレー一皿(ちょいと多め)を追加....。

一連の対策が功を奏したと思われ、当日の午後から過激なことなく固さ形状共にほどよい状態のブツが Output されていきます。さすがに当日はお腹が張った感じがありましたが、それでも数時間おきの成果出しで翌日はかなり楽に。食料の連続投入が好結果をもたらしたようで、一般的に言われている「白い固形物」は最後までお目にかかれず、いつもより白っぽいブツとして 2 日間に渡って放出することでケリが付いたようです。結局下剤のお世話になったのは最初の一錠だけ。

こうして fujaata のバリウムとの格闘は終わりを告げたのでありました。これがこの先毎年、会社にいる限り続くわけです。検査を拒否した方々の気持ちもわかるってもんです。これでも昔よりはかなり楽になっているらしいですから、まだ良しとしないといけないのかも知れません。ま、これで病気になっていたときに、確実に見つかってくれれば言うことは無いのですが、そうでも無いらしいところが辛いところ。

何はともあれ、「百聞は一飲にしかず」。まだ未経験の皆様は是非一度体験されると良いでしょう。人によっては病み付きになるかも知れません。まだまだ検査対象の年齢に達していないあなた。来る将来に向けて期待に胸を膨らませてその日を楽しみにしてくだされ。新しい世界観があなたを待っていることでしょう。

せめてもの救いは、検査結果には異常がなかったこと。胃潰瘍の 2 つや 3 つは出来ていてもおかしくないと思っていたので、とりあえず助かりました。やれやれ。

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侵略者

Bee_01Bee_02とある日の夕方近く、友人が fujaata の家のベランダに出たところ「スズメバチが巣を作っている」と知らせてくれました。「げっ」と思い見てみると、確かにベランダの壁の上の方に、大きな蜂が一匹巣を作り始めていました。fujaata は目が悪いのであまりはっきり見えなかったのと、元来臆病者なので一気にエマージェンシー・モード突入です。

しかし、一過性のものなら一時待避で良いのですが、巣を作られてしまうと放っておくわけには行きません。しかもそれが「スズメバチ」とあっては危険極まりありません。これは急がねばとばかりに薬局へスクランブルです。

何せ相手は強敵「スズメバチ」です。下手をすればこっちが攻撃を食らいやられてしまいます。殺虫剤をみてみるとどれも「ハエ・蚊」に効くとあって「スズメバチ」ではありません。それに目の前のゴキブリに吹きかけるならまだしも、スズメバチです。さぞ強力な殺虫剤でなければ戦えないと思われます。

Bee_03そんな中で「蜂・アブ」用というものを見つけました。しかも強力ジェット噴射で 10m 先まで届くと書いてあります。その噴射性能ゆえ、普通の殺虫剤より二回りも大きいと思われるその容器の薬剤を、たった 45 秒間で使い切るとも書かれていました。これだけでも凄い感じですが、さらに大きな取っ手が付いていて、まるでバズーカ砲のようです。圧巻。これで効かないわけがありません。説明書きには「スズメバチには使用しないでください。専門の業者に駆除を依頼してください」といった注意書きがありましたが、ここは至って冷静でした。他の蜂に効くならスズメバチに効かないわけがない。スズメバチは危険だから業者に依頼しろと書いてあるんだと解釈し、普通のキンチョールなら 500 円程度のところ大枚 1,344 円も支払って、この超強力かつハイテクかつ最新鋭の兵器を手にし、自宅へ急行したのでした。

説明書には蜂の行動が落ち着く夕方以降に使用するように書かれていたので、日没近くまで待機。待機中に文明の利器 Internet を使って敵の情報を徹底分析。調べれば調べるほど強力かつ危険な存在であることが明らかになり、ますます恐怖と緊張感が高まる一方。夕暮れを迎え、敵の存在を確認の上、機が熟した頃を見計らって入手した最強の最終兵器を窓から 1.5m 程先の敵陣へ向けて一気に噴射。敵は一瞬飛び立ったものの、次の瞬間ものの見事に落下し動かなくなったことを見届けて勝利を確信。v(^^

...で落下した敵を見てみると、ん、あれ、黄色くない。スズメバチって黄色いイメージなのですが、どちらかといえば黒っぽい。縞模様も見えません。どうやら敵は「スズメバチ」ではなく「アシナガバチ」だったようです。

もちろんアシナガバチも攻撃を食らえば危険な存在ですから、同様に駆除をする必要がありますが、さんざんスズメバチで盛り上がった後だけに一気に拍子抜け。しかも調べてみると殺虫剤は「ハエ・蚊」用でも蜂にも効果があることがわかり、スズメバチだろうとその辺の「キンチョール」で十分なことが発覚。何とも残念感満載な出来事でした。

一方で身を守るためとは言え、生き物を殺すのは気持ちが良いとは言えません。せっせと巣を作る蜂の姿を見ていただけに、一瞬で葬り去ってしまったのは罪悪感が残ります。しかし巣が完成して女王蜂がやってきて子供が生まれた日には、一気に 1,000 匹もの攻撃的な蜂と一緒に生活することになります。それを駆除することを思えば 1 匹だけで済んだことをよしとしないといけませんね。

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T-FAL Program 8 400 (アイロン)

先の引っ越しで大部分の家電製品は揃えたのですが、アイロンだけは買っていませんでした。ワイシャツにネクタイなスタイルで仕事をするわけではないので、一般のサラリーマンに比べたら使わないからというのは確かですが、それでもそれなりには必要なものではあります。会社の寮にいた頃は、アイロンや暖房基部の持ち込みは原則禁止とされていたので、学生時代に使っていたものは入社前に全て処分してしまいました。そのかわり寮では共用のアイロンがあったので、それで事足りていたのです。多分寮の住人の中では fujaata のアイロン使用頻度はかなり高かっただろうと思っています。

このご時世、アイロンなんて各社から安くてそれなりに多機能なモノがたくさん出ています。どれを買っても一見同じようなものなのですが、学生時代や会社の寮で使っていた経験から自分で買うときに考えたいポイントがいくつかありました。以下 fujaata の場合ということで。

まずコードレスは NG だということです。fujaata の場合、アイロンを使うのはアイロンをかける必要がある衣類等がある程度たまってからまとめて、ということが多いのです。明日着るワイシャツを一枚、毎日寝る前にアイロンがけというスタイルでは無く、かけるときはシャツが 5 ~ 6 枚まとめてという状態になります。しかも fujaata は図体がデカイのでシャツ一枚の大きさもそれなりにあります。コードレスはコードが邪魔にならず素敵なのですが、とてもこれだけの分量を一度の充電でかけることは出来ません。かけている途中で電池が切れて充電待ちというのはイヤンな感じ。それからシャツの素材も木綿がほとんどなので合成繊維よりも温度設定を高くする必要がありますが、これも電池の持ち悪くなる方向です。

次に「コテ」(アイロンの熱くなる部分) が大きいものが欲しいということ。小型の方が細かいところまでかけやすそうなんですが、広い面をかけるのが面倒なだけでなくきれいに仕上げにくいと感じています。ここしばらく「コードレスで小さくて軽い」というのがトレンドだったと思いますが、それとは全く逆ですね。...ですから製品としては「下のクラス」な仕様のものになってきます。寮の備品も高級品では当然無く、必要最小限のものです。それでも使わないときはコードをボタンを押して本体内に巻き取れるようになっているあたり、さすが日本のメーカ製です。

ということで、シンプルな数千円のモノを選べば話は終わり...のはずなのですが、一つ問題があったのでした。それは「シンプルで低機能なモノ=低価格=安物」というのが国内メーカ品の図式になっていて、寮で使っていたモノもそうだったのですが、コテの部分の表面仕上げが剥げてきてそこから錆びるんです。それからスチームの穴の中も錆びてしまうようで、使っていると錆が混じった水が出てきます。これでアイロンをかければどうなるかは想像できると思います。コテの表面の加工が剥げてボロボロになれば錆びないまでも滑りが悪く、作業性は著しく低下します。

Program8_04Program8_01電気店や Web でいろいろ見て回ったところ、表題の T-FAL (フランスの家庭用品メーカ) 製のアイロンを見つけ、悩んだ末買いました。買ったのは Program 8 400 というモデル。このアイロン、今時の日本のメーカ製では「あり得ない」仕様だらけです。
・コードレスではないだけでなく、コード・リールが付いていない。つまり片付けるときは自分で本体にぐるぐるコードを巻き付けなくてはいけない。
・スチーム用の水を入れるタンクは本体から外れない。水を入れるときは本体毎蛇口へ持って行かなくてはいけない。
・本体がデカくて重い。水を入れない状態で 1.5kg あります。
・定格消費電力 1400W。電子レンジやクーラーより大きい消費電力です。
・価格が高いんです。1 万円以上します。機能だけなら 5,000 円程度のものと大差ない感じ。
・なのに見た目はとってもプラスチックな雰囲気。パッと見 3,000 円クラスって言っても問題なさそう。
もう、これだけで普通は「まず買わない」代物です。

Program8_03Program8_02ですが、良さそうに思えたところもあるのです。
・最大 1 分間に 80g もスチームが出せる。これは厚手のジャケット等のアイロンがけには有効で、冬場は割とジャケットを着る頻度の高い fujaata には良いと思えました。
・コテ面がセラミック系の表面加工がされている。...本当に良いかはわかりませんが、従来のテフロン系よりは丈夫ではないかと思いました。
加えて先に「あり得ない」と書いたところは fujaata にとっては美点と言える部分もあり、買ってみることにしました。安くは買いましたがそれでも 1 万円は超えますから、ギャンブル感満載です。

先日入手し、実際に何度か使ってみました。結論から言えば今のところ良い感じだと思います。消費電力は大きいですが、作業はこれまで寮で使っていたものと比べたら短時間で終わります。感覚的には半分の所要時間で済む感じです。これまで何度も同じ場所を走らせないとシワが伸びなかったようなところも一発で仕上がるし、広い面もむら無く仕上がります。重量はありますが滑りが良いので重さを感じません。この滑りの良さがいつまで持つかはわかりませんが、長期間維持できるなら非常に優れていると思います。
水の扱いはやはりちょっと面倒。入れるのも抜くのもいちいち流しに行かなくてはいけません。本体は重めですしね。ただ、カセット式に外れるのは楽ではありますが、古くなってくると接合部が甘くなってそこから水がもれてくることが経験上多いので、そういう心配はなさそうです。

モノとしての造りは使ってみるとよく出来ています。取っ手を握ったときの形状や材質、レバー類の位置などはよく考えられている感じです。こういう部分は使ってみないとわからない部分ですから、ここにコストをかけているのは良心を感じます。

そうそう、一つビックリしたこと、それは製品の梱包。薄い段ボール箱に、発泡スチロールの緩衝材というのはありがちですが、それ以上何も無く、そこに直に入っていました。日本のメーカだとビニール袋に入れてというのが普通だと思います。当然製品表面には多少のホコリが付いているし、部分的にはわずかな汚れもあります。こういうところの品質には日本は非常にシビアですから、お国柄というか文化の違いを感じました。

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YSL-8510(-GS) 買っちゃいました

Ysl8510_01先日、ついにというかやっとというか、細管の Trombone を購入しました。買ったのは借りていたものと同じ YAMAHA 製の YSL-8510 です。当面手持ちの太管 YSL-8420G との持ち替えは続きそうなので、スライド・ポジションも似ている方が使いやすいし、形状や重量バランスも慣れていたので無難な線ということで選択です。

YAMAHA 製の Jazz 向け細管 Trombone といえば、比較的最近出た YSL-697Z が評価が高くそれなりに人気があるようですが、現状の fujaata の使用目的には合わないので選択しませんでした。今回購入するまでに結構いろんな楽器を試しています。YAMAHA 製以外はもちろん、YSL-8510 だけでも仕様が違うものを含めて何本か試しました。YSL-697Z ももちろん何本か試しています。

試してはいませんが、YAMAHA 製なら他にも東京の大型楽器店では国内で発売されていないモデルの YSL-691 (J.J.Johnson モデル) も売られているようですが、基本的な設計は YSL-8510 がベースになっているようです。恐らく YSL-8610 という型番でだいぶ前には国内でも売られていたと思います。

以前にも書きましたが、fujaata が細管を使用する場面は Big Band での 2nd か 3rd パートが主になります。つまり Solo プレイヤでもリード・プレイヤでもありません。ですから、高域が楽に出るとか、技巧的なプレイがやりやすいというより、リードや Solo を支えて Bass Trombone とのハーモニーを構築することが主な役割になります。同じ YAMAHA 製で比較すれば YSL-697Z はどちらかといえばリードや Solo、あるいは数人のコンボ向けの楽器ですが、YSL-8510 は Big Band のセクション向けのイメージです。もちろん先日も書いたとおり、Solo プレイヤでも 8510 を使う方はもちろんいます。
fujaata がこの楽器を他で使うとすれば吹奏楽団で Jazz 系の曲の Solo がある場合ですが、こちらは周りの響きがどうしても重厚になりますから、やはり 8510 の方が合っています。

Ysl8510_02ところで今回買った YSL-8510 ですが、実は特注仕様です。といってもカタログに載っている程度の変更ですが、ベルを太管の YSL-8420G 同様にゴールド・ブラス材に変更し、さらに総銀メッキにしてあります。この程度の変更は普通に楽器店で注文時に受け付けてくれます。YAMAHA の Web の製品案内にはこの仕様変更については今現在書かれていませんが、楽器店で配布されている紙のカタログには価格込みで仕様変更の案内が出ています。ただし、カタログに載っているとはいえ特注になりますから納期は 4 ヶ月以上かかります。この楽器を発注したのは昨年の 12 月でしたから、やはり 4 ヶ月はかかっています。写真の型番の刻印を見ると YSL-8510「G」と入っているのがおわかりいただけると思います。

Jazz 向けのモデルにはレスポンスの良さと吹奏感の軽さを求める人が多いので、今回の仕様変更はそういう意味では全く逆の方向性です。しかし fujaata は太管で吹き込むことに慣れてしまっているため、敢えて吹奏感が重くなる方向の選択をしました。実は以前、ベルと抜き差し管をゴールド・ブラスに変更し、スライドをライト・ウェイト仕様にした YSL-8510 を試したことがあって、このときスライドだけを標準品に戻したものが吹きやすかったのです。それから別のメーカの楽器ではありますが、銀メッキの楽器をいくつか試したことがあって、ラッカーのものより吹奏感が良かった記憶がありました。ベルがメッキでは無く「純銀(スターリング・シルバー)」で出来た楽器も試したのですが、これは本当に良い感じでした。もちろんお値段もそれなりのものでしたが。
今回抜き差し管まではゴールド・ブラスにはしませんでしたが、部分的に材料の比重や硬度を変えるより全体的に銀メッキで重量を付加した方が良いだろうと考え、今回の仕様になりました。

ところで管楽器含むいわゆる生モノ楽器は同じ品番でもそれぞれ個体差があります。製品としての完成度のばらつきだったり、好みのレベルのばらつきだったりと様々ですが、電化製品のそれとは大きく異なるばらつきがあります。一般に YAMAHA 製はばらつきが少ないと言われていますが、それでもある程度の個体差はあります。ですから管楽器を買うときは同じ品番でも複数の楽器を吹き比べて買うのが良いとされていますが、特注にすると一本モノなのでどうやっても選べません。この辺が心配な人は特注は難しいかと思いますが、fujaata は「特注品に(製品としての完成度の)悪いモノは無い」と信じていますので、気にしませんでした。これはある意味 fujaata が勝手に持っている信念ですけどね。

あと、YAMAHA 製の一番の美点、それは Trombone のスライドの精度が抜群に良いこと。楽器としての音はもちろん大事ですが、Trombone はスライドを抜き差しして演奏する楽器ですから、このスライドの動きの良さが非常に大切。「スライドは Trombone の命」とまで言われる部分です。スライドを構成する中と外の管の隙間が広ければ滑りやすくなりますが息が漏れてしまいます。狭めれば息は漏れないけど滑りは悪くなりますから、管の太さの精度と直線性が善し悪しの全てです。この作りの良さはは他メーカより YAMAHA 製が大きくリードしています。
もう一点、YAMAHA 製の美点を挙げれば、通常多くの楽器はラッカー塗装されていますが、このラッカー塗装というのが非常に難しいのです。やはり YAMAHA 製のラッカー仕上げはダントツに良い仕上げだと言われています。今回は銀メッキにしたのでまったくその恩恵にはあやかれませんでしたが、本当は銀メッキよりラッカー仕上げの方が美しく仕上げるのは難しいそうです。でも、銀メッキの方が高いんですよねぇ....。(-o-;;

結果的には、まだちょっとだけしか吹いていないんですが、それでも想像通りの吹奏感と音色が得られていると感じています。というかかなりイケてます、期待以上。ゴールド・ブラス・ベルで銀メッキというと、一般的にはもの凄く抵抗感がキツイ(重い)イメージがありますが、新品なのに思いの外楽に音が出ます。音色は変更した仕様の特性の良いところが出ており、ゴールド・ブラス・ベル特有の柔かい音色がしますし、低域も良く鳴ります。メロウでメロディックなフレーズにはもってこいですね。ま、楽器が良くなっても fujaata の演奏技術が向上するわけじゃありませんけど...。(^^ゞ

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MAGURA HS33 ブレーキ・オイル交換

フロントのディスク・ブレーキのオイルを交換したので、当然リアの油圧リム・ブレーキ MAGURA HS33 のオイル交換もやりました。こちらは特に効かないという状態ではなかったのですが、こちらも 2 年くらい交換していなかったのでもののついでに交換です。HS33 のオイル交換は Marta に比べたらとても簡単、楽勝です。

Hs33_01Hs33_02こちらはブレーキ・レバーの部分からオイルを抜きます。ブレーキ・レバーの付け根部分にイモネジのキャップが付いていますのでアーレン・キーで外し、代わりにホースを付けたアダプタを取りつけます。ホースの先にはオイルを受ける容器を付けておきます。fujaata はこちらもコンビニの袋にトイレット・ペーパーを入れたもの。Marta の交換で使ったものをそのまま利用です。これでオイルを抜く準備は完了です。

Hs33_03Hs33_04HS33 のオイルはブレーキのシュー側、つまりシューを押し出すピストンのところにあります。シューの片側 (fujaata の場合は進行方向右側のピストン) にイモネジのキャップが付いた注入口があります。オイルを入れる側の準備ですが、こちらは注射器(シリンジ)が必要です。注射器の先にホースを付け、さらにアダプタも付ける必要があります。排出・注入側それぞれのキャップとシリンジの様子は写真をご覧下さい。シリンジには 50cc も MAGURA のオイルを入れておけば充分でしょう。リアのブレーキ部分のブレーキ・ホースの終端部分に、やはりネジ状のキャップが付いていますので、これを外します。外した部分にシリンジに付けたホースの先のアダプタをねじ込み準備完了です。

Hs33_05Hs33_06こちらは本当に「ところてん式」でのオイル交換です。シリンジでオイルを送り込み、古いオイルを押し出せば終わりです。30cc も送り込めば入れ替わると思います。入れ替わったと思ったら、排出側のホースを外してイモネジのキャップを閉めます。排出側のキャップを閉めた後シリンジをさらに押し込み、それ以上オイルが入らない状態になったら注入側のホースを外しキャップを閉めて作業完了です。

Hs33_07作業としては実に簡単で、シリンジから送り出すオイルに空気が入らないように気をつければ、まず失敗はないでしょう。やはり作業時は多少なりともオイルがこぼれますから養生はお忘れ無く。ディスク・ブレーキ同様、ブレーキ・レバーやキャリパー周辺にボロ布を巻いておくのがオススメ。簡単な作業ですが、失敗しても fujaata は責任は持ちませんので悪しからず。

...あ、手元の MAGURA ブレーキ・オイルが空になってしまった。買ってこなくちゃなぁ。(^^ゞ

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MAGURA Marta ブレーキ・オイル交換

先にご紹介した手持ちのトライアル車 GIANT Trial Team 2002 のフロント・ブレーキは、油圧式のディスク・ブレーキの MAGURA Marta が付いています。油圧ブレーキは使い方にもよりますが、定期的にブレーキ・オイルを交換しないと性能が落ちてしまいます。fujaata の Marta もここ 2 年以上全くメンテナンスをしていなかったので、徐々に空気が入ってブレーキがほとんど効かない状態になってしまいました。トライアルはブレーキがキッチリ効かないと何もできないし危険なので、こうなるとトライアルの練習をやろうにも思うように出来ません。いつまでも放置しておくわけにはいかないのでブレーキ・オイルを交換しました。

オイルの交換方法はブレーキのメーカや型番で流儀が違います。自転車でよく使われるのは HAYES や SHIMANO、MAGURA といったメーカのものですが、HAYES と SHIMANO は MTB メンテナンスの解説本にも交換方法が例としてあげられていることが多いものの、MAGURA についてはあまり情報がありません。それでも機構的にはそんなに複雑ではありませんから、自己流ではありますが交換しました。以下その手順を書いておきますが、あくまで自己流ですから真似をして不具合が出ても fujaata は責任は取れませんので悪しからず。

Marta01Marta02Marta03まず、フォークからブレーキを外します。外してからディスクを挟むブレーキ・パッドが付いたキャリパーを平たいヘラのようなもので広げます。fujaata は適当なサイズのアーレン・キーを使いましたが、あまりお薦めできません。この時ブレーキ・パッドが減っていたらパッドも交換する必要がありますが、今回は特に減っていなかったので交換しませんでした。

広げたキャリパーがオイル交換中に押されて閉じてしまうのを防ぐため、スペーサを挟みます。付属品で付いてくるものもあるようですが、fujaata のものには付いていませんでした。手元にスペーサが無かったのでここもアーレン・キーをスペーサ代わりに突っ込みました。これもお薦めはしませんけど、苦肉の策ということで。この段階でブレーキ各所の汚れはきれいに拭き取っておきます。パーツ・クリーナは部品やオイルに影響があるといけないので使いません。

Marta04Marta05Marta06Marta07次にブレーキ・オイルを抜くためにキャップを外します。Marta のキャップはアーレン・キーで回すイモネジになっています。キャップを外すとオイルがここから出るようになりますから、オイル排出用のホースを付けます。このホースのアダプタは専用のもので専門店で購入できます。多分 MAGURA 用のメンテナンス・キットにも付属していると思いますが、fujaata はこのアダプタだけをマイロード中野で購入しました。ホースはホームセンターで売っているビニール・ホースを利用しています。キャップのイモネジとアダプタを付けたホースの写真を載せておきます。このアダプタは MAGURA でも二種類あるようで、Marta に使うのはそのうち太いものです。これはリム・ブレーキの MAGRA HS33 でも使えます。ホースを付けたアダプタをキャップの部分にねじ込み、ホースの先を油を受ける容器に差し込みます。fujaata はコンビニの袋にトイレット・ペーパーを入れてそこにオイルを流し込んでいます。古いオイルを排出する準備はこれで完了。

Marta08今度は交換するオイルを入れる準備です。オイルはブレーキ・レバーの部分にあるマスタ・シリンダのオイル・パン(オイル受け皿)から入れます。入れられればどんな方法でも良いのですが、fujaata は流すオイルの量がコントロールしやすい注射器(シリンジ)を使いました。これは出張の時に渋谷の東急ハンズで買いました。注射器には MAGURA のブレーキ・オイルを 50cc も入れておけば良いでしょう。恐らく 30cc も入れ替えれば新旧のオイルは入れ替わるはずです。今回はシリンジの先にもホースを付けていますが、これはお好みで。fujaata は一人で作業したのでホースを付けた方が自由な体勢を取りやすかったので付けました。ホースの先にアダプタが付いているのはご愛敬。本当は今回は必要ありません。余談ですが、オイル交換は二人でやった方が良いです。一人での作業は結構大変です。

そうそう肝心なブレーキ・オイルですが、使ったのは MAGURA 純正のブレーキ・オイル。純正オイルもこれまた二種類あるらしく、リム・ブレーキ用の黄色いオイルとディスク・ブレーキ用の青いオイルがあるようです。fujaata は最初に MAGURA の油圧リム・ブレーキ HS33 用にオイルを買ったので黄色いオイルが手元にあります。これを Marta にも使ってしまっています。今のところこれで壊れたとか不具合が出たことはありません。多分質が悪いモノでなければその辺のバイクや自動車のブレーキ用の鉱物油でも問題ないんだろうなとは思います。やったことはありませんが。

Marta09Marta10Marta11Marta12
オイルの準備ができたら、ブレーキ・レバーのオイル・キャップを外します。まずキャップ部分が水平になるようにブレーキ・レバーの角度を変えて固定します。MAGURA のキャップはヘックス・ネジなので専用のドライバが必要になります。これは電気用品店で買いました。
2 ヶ所あるキャップのネジを均等にゆるめ、静かにキャップを外します。外した様子は写真でご覧下さい。キャップの裏にはゴムのパッキンが付いています。

Marta13Marta14

Marta15Marta16ここまで来たらいよいよブレーキ・オイルの交換です。オイル・パンになみなみとオイルを注ぎ、ブレーキ・レバーを引きます。するとオイルがキャリパーに送られ、オイルが排出されます。当然オイル・パンのオイルは吸われて無くなりますから、空にならないうちにオイルを追加します。途中で空になると空気が入ってしまい元も子も無くなるので注意が必要です。意外と早くなくなるので気が抜けません。何度かブレーキ・レバーを引いたり戻したり (この動作をポンピングという) してほどよくオイルが入れ替わった (30cc くらいかな) と思ったら、ブレーキ・レバーを触らずに放置します。レバーを話してもしばらくシリンダの動きが止まるまで多少時間がかかります。この間にもオイルは送り出され続けますから、ここで安心せずしばらくオイル・パンの様子を見ておき、オイルが減ったら追加します。決して空にしてはいけません。

オイルの減りが止まるか僅かになったら、キャリパー側の排出用ホースを抜き、キャップのイモネジを閉めます。この作業も手早く、オイルを入れるオイル・パンの残量を気にしながらやる必要があります。このあたりは全く気が抜けません。イモネジのキャップさえ閉めてしまえばこっちのもの。
キャリパー側のキャップを閉めたら再びブレーキ・レバーとオイル・パンに注目です。もうオイルはそんなには減りませんが、一応すぐに追加できる準備だけはしておいて、ブレーキ・レバーでポンピングを繰り返します。カッチリした感触になるまでやり続ける必要があります。

もうこれ以上ブレーキの感触も硬くならず、オイルも減らないところまで来たら、オイルパンからオイルがあふれるくらいオイルを追加します。オイルをあふれさせながらオイル・パンのキャップを閉めます。2 本のネジは均等に閉めてキャップが偏らないように注意します。これで作業は完了です。きっと油圧ディスク・ブレーキならではの効きと感触が復活することでしょう。

作業中オイルは必ずこぼれますから、作業エリアが汚れても良いように対策をしてから作業することをお薦めします。特にブレーキ・レバー周辺はオイル漬けになるくらいこぼれますから、あらかじめ作業の邪魔にならない程度にボロ布などを巻いておくのもお薦めです。

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トライアル車

Giant01そういえばまだ当 Blog "Fujaata World" で紹介していない所有自転車がありました。って、本当は手持ち車両では一番最初に買ったんですけどね。この自転車、「道を走るのには全く向かない」ので、一般的な感覚の自転車とはかなり違います。「Bike Trial」という自転車競技用に設計されたもので、基本は 26 インチ・ホィールを持つ MTB です。Bike Trial という競技がどんなものかは日本バイクトライアル連盟のページか重症のバイクトライアル病にかかっている DAI ちゃんの Blog あたりを参考にしてください。

手持ちのトライアル車は台湾の GIANT 製の Trial Team 2002 です。ここ 2 ~ 3 年、巷ではトライアル・ブームで、非常に多くの車種がピンからキリまで登場していますが、購入時の 2002 年は国内では本当にわずかしか選択肢がありませんでした。この車種に決めたのは単純に当時はまともな造りのトライアル車の中では安価だったのが理由です。それでも今考えるとビックリするくらい高価でした。とはいえ自転車を買ってまでトライアルを始めたのは DAI ちゃんにそそのかされたから。二人とも同じ車種を購入しました。購入したのは住んでいた寮の比較的近所でトライアル車の取り扱いでは歴史のある「マイロードなかの」です。ちなみに若旦那は同い年。パソコンは苦手だったのに、最近は頑張って店の Web Page だけでなく、「がんばれ!!自転車屋」という Blog も開設してます。おいらも隣で「どうした?!自転車屋」ってネーミングの自転車専門の Blog でも立ち上げようかしらん。(ウソ)

トライアルは 26 インチか 20 インチのホィールの自転車を使いますが、当時大人が始めるには競技ルールの制約があって 20 インチは始めにくかったんです。詳しくは省きますが、今は改められていますので 20 インチから始めても問題なしです。もっとも、勝手に自分で楽しむだけなら昔から 20 インチでも良いのですが、普通の自転車とだいぶ感覚が違うので最初は 20 インチは取っつきにくいかも知れません。試しに乗ってみた 20 インチのトライアル車が乗りにくかったのも 26 インチにした理由です。

fujaata が 26 インチにしたのは、やる気がなくなっても改造すれば MTB として乗ることができるというのももう一つの理由です。もともと運動音痴な fujaata はこの手の競技で伸びるはずもなく、健康維持のきっかけにでもなればと思って始めました。

元々トライアル用に設計されたバイクですが、フレーム・サイズが選べるわけでも車種が選べるわけでもありません。なので最初から幾つかのパーツを交換しています。

まず競技の性質上ブレーキは重要。とにかく「ガッツリ」止まらなくてはいけません。最初から MAGURA の HS-33 という油圧式のリム・ブレーキが付いていたのですが、前輪だけはディスク・ブレーキの MAGURA Marta に変更しました。トライアルの場合、岩場や障害物に自転車の各部分がぶつかることは普通にあるため、必ずしもぶつかりやすい場所にローターが付いているディスク・ブレーキが良いとは言えません。それに自転車の重量ができるだけ軽い方が競技上は有利です。が、最初からそんな激しいことはしないし、止まる方が安心だったのでハブも含めて替えました。ディスク・ブレーキに興味もありましたからね。

Giant02トライアルは「足を付いてはいけない」競技です。なので、止まっているときも足を付かずに自転車の上でバランスを取って立っていなければいけません。このためハンドルは幅の広いものを使い、安定性を求めます。ハンドルは軽量でトライアル車の専門メーカの MONTY 製のものを付けました。MONTY ハンドルはステム(ハンドルを取り付ける部品)も専用なので、そこも交換してあります。

その後しばらく使ってタイヤを替えました。フロントは MAXXIS の Hard Drive 2.1、リアは Panaracer の Tr-1k というトライアル専用タイヤにしてあります。
トライアルは基本的に自転車のペダルの上に立ち上がってやる競技なので、イスが大きいのは邪魔になります。これもマイロードの大将がどこからか仕入れてきた小さなとってもお安いイスに替えました。トライアル車の中にはイス自体が存在しない(取り付けられない)ものもありますが、へなちょこにはイスがあった方が休憩のとき楽なので嬉しいですね。

Giant03Giant04リア・ディレーラはロード用のものに変更してあります。ロード用のものの方がメカが小さくて軽いのでぶつけて壊す可能性が低いからです。通常の MTB のようにギヤ比がトップとローで大きく異なる場合はテンショナーのアームが長くないとダメですが、トライアルではほとんどギヤ・チェンジはしませんし、リアのカセットもロード用なのでディレーラもロード用が使えます。このリアのカセットも写真で見ていただければわかるとおり、実は歯車の位置を「普通では絶対に組み替えない順序」に組み替えてあります。規定で定められている最低 6 段の変速が可能で、かつ簡単にギヤが変わってしまわないようにしてあるのです。

Giant05また、後輪のハブをサイレント・クラッチのものに替えてあります。ハブはペダルを回したらすぐに動くわけではなく、ある程度回ったところで引っかかって回り始めます。サイレント・クラッチはこの遊びが無く、どこでも繋がるということで付けました。実際にはやはり遊びはありますし、ペダルを踏んだときにちょっとしたクニョクニョ感があるので好みが分かれそうですね。今のところあまり実害がないので、そのまま使い続けています。サイレント・クラッチのハブに交換するときは自分でホィールを組みました。マイロードの大将が組み方を教えてくれました。大将に見てもらいながら組み上げ作業をしたのもすでにかなり前の話です。

あとは...そうそう、当初変速機はハンドルのグリップを握って回すタイプだったのですが、握っていて痛かったのでレバー式のものに替えました。何だかんだ結構パーツ交換していますね。

トライアル、やれば楽しいのですが、いかんせん一つ一つの技というか動きが難しく、なかなか上達しません。ヒマさえあれば練習するくらいの勢いがないと何もできずに終わります。一緒に始めた DAI ちゃんはもう相当重症のトライアル中毒患者で、二言目にはトライアルの話が出てきてしまうほど熱が入っているのでかなり上手くなっていますが、fujaata はどちらかというとそんなに重きを置いていないので全く進歩していません。元々自分に向いていないというのもありますが、他にもやらねばならないこと、やりたいことがあるのでトライアルにそんなに力を注げないというのもあります。乗れない→上手くならない→つまらないの悪循環。そんなわけでそろそろ足を洗おうか気分満載の今日この頃。ま、当面細々とは乗ると思いますが...。

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直らないカセット・デッキ

中学生のころからしばらく FM 放送をカセット・テープに録音(これをエア・チェックという)して楽しんでいました。当時はまだ CD が普及し始めた頃で、アナログ・レコードは再生にそれなりに手間がかかるし保管も大変だったので、FM が最も手軽な音楽ソースだったのです。一般家庭に広く普及していた再生装置はコンパクト・カセット(=一般に言うところのカセット)でした。車で音楽を聴くのもラジオかカセット。なので FM だけじゃなくてアナログ・レコードや CD も自分の好きな曲をカセットに編集録音することが一般的でした。パソコンや CD-R、MP3 レコーダなんてありませんから、編集するには CD やレコードの再生を録音することになります。つまり 60 分間分の曲を編集しようと思ったら、編集に 60 分以上時間がかかったのです。他にも録音レベルの調整だとか、テープが中途半端に足りないときの Fade out 処理だとか、曲間の無音部分に出来るだけ雑音を入れないようにするとか、良い音のカセット・テープを仕上げるにはそれなりのワザが必要でした。今は CD から無劣化で、しかも演奏時間とは関係なく短時間で編集できますから、こんな作業は想像もできないことでしょう。

それで、大学在学中にカセットが下火になった頃、もうこの先まともなカセット・デッキ(録再装置)は発売されないと感じて、カセット・デッキを買いました。TEACV-6030(N) というデッキです。上位機種もあるのですが、そこまで高精度である必要もなかろうということで 6030S にしたのですが、十分に高性能でした。
時代は既に CD と MD になっていて、しかも DAT も購入したため、もはやそんなに出番は無かったのですが、それでもカセットを使うことはあって重宝していました。

先日、引っ越し後にオーディオ装置をセッティングしていて、この V-6030S も接続しつつ再生を確認しました。最近の録音の CD と比べるとさすがに高品位とは言えませんが、カセットの音としては十分に良い音であることが確認できました。オリジナルの CD とコピーしたカセットの音を比較しても、元の音源や人によっては気がつかないと思われるレベルのものもあります。懐かしさも手伝って、何本かのテープを聴いていたのですが、途中で異変に気がつきました。再生はちゃんと出来ているのに、カセットのリールが止まっている!!

停止してテープを取り出してみると、大量のテープがデッキ内に飛び出していました。とりあえず丁寧にピンセットでテープを取り出しきちんと巻き取ってから、テープの走行系を丹念にクリーニングしました。その後テープを替えてトライするもやはり途中でリールが止まります。リールの異常かと思ったのですが、停止させて早送り/巻き戻しをする分には正常に動作します。

V-6030S はリール用のモータとテープを定速で走行させるキャプスタン用の走行系用モータと、テープを入れるドアを駆動するモータの 3 つのモータが使われています。再生音に異常が無いことから、リール用モータとリールをリンクさせるゴム・ベルトだかギアだかが不具合を起こしているのではないかと考えました。特にゴム・ベルトなら経年変化で伸びてしまっていても不思議ではありません。

購入してから 10 年以上経過していますから、ここらでメンテナンスを兼ねてゴム・ベルトなどの消耗品の交換を依頼しようと、椿テレビ商会経由で修理に出しました。一週間後に連絡があって確認するとなんと「修理不能」とのこと。

「え~、ゴム・ベルトすら交換できないのぉ~」と思ったらなんとリール・モータの故障で部品が無く修理不能とのことでした。あれ、だって早送りと巻き戻しは出来るのにリール・モータの故障っておかしくないか?! っていうことで、Web に掲載されている TEAC の修理センターにメールで問い合わせをしました。

症状とこちらが思っていることをメールに書いて送ったところ、やはりリール・モータの故障という返事がありました。今回はこちらがリール・モータの故障であることが理解できるように説明がありました。それによると、再生時にテープを巻き取るためにリールを回すときは、早送りと巻き戻しのときよりも低電圧でモータを駆動するのだそうです。モータが寿命を迎えるときはまず低電圧での駆動が出来なくなるそうで、その他起きている状況も勘案すると今回の症状はまさにそれにあたるようです。ということで部品在庫が無くて修理が出来ないとのことでした。

TEAC はカセット・デッキだけでなく、オープン・リール・デッキも数多く製品を残していますが、これらについても修理の要望が多いようで、修理センターのページには「往年の名機復活に関するアンケート」というページが設けられています。先日書いた DENON のアナログ・プレイヤのレストア・サービスに近いことを計画しているようです。このページを見ると V-6030S はまだ部品在庫があって通常修理で受け付けると書かれていますが、残念ながら今回の故障部品のモータは在庫が無くなってしまったようです。メールを送ったサービス担当の方には修理できない場合は名機復活のリストに加えていただくようお願いしました。担当者に伝えておいてくれるそうですが、アンケートのページからも登録した方がいいかな?! 余談ですが、修理の受付窓口になってもらった椿テレビ商会には、偶然にも同じタイミングで別の V-6030S が修理で持ち込まれたそうです。こちらはコントロール系の不具合だったようで、部品交換で修理できたとのことでした。想像ですが、リール・モータの故障はこの製品の故障パターンとして結構多くて、結果としてモータの在庫が先に尽きてしまったのではないかと思います。だとすれば今後もモータの故障で持ち込まれる修理品は増えるはず。どうにかモータを再調達してくれることを願っています。

V-6030S (8030S もですが) は TEAC のカセット・デッキの集大成とも言える製品で、この機種にしか搭載されていない機能もあり、将来的にも是非動いて欲しい機械です。何とか部品を調達してもらって修理して欲しいと願っています。

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DENON DCD-1650GL ローディング・ベルト交換

1650gl_01前項で大きな故障無く活躍していると書いた、購入から 14 年が経過した CD プレイヤ DCD-1650GL ですが、実は 5 年くらい前から特に冬場になるとトレイが出てこない(出にくい)という症状が出ていました。また CD を入れてもうまく読めないことが増えてきました。

買い換えても良かったのですが、特にプレイヤとして不満が無かったのと愛着があったので数年前に修理に出しました。たぶん CD のローディング機構の劣化だろうと考えてのことです。ところが修理できずに帰ってきたのです。理由は「CD 駆動部のモータの故障」で、交換部品が既に無くなっているというものでした。
がっかりしたものの、CD なら手元の安物 DVD プレイヤでも再生できるし、AV アンプにディジタル入力すれば原理的に音は一緒だといったん諦めたのですが、その後何故か復活傾向にあり使える状態になりました。

よくよく見てみると、トレイの収まり具合の本当に微妙なところで動作するかどうかが分かれている雰囲気が感じられました。ここで確信しました。このモデルのトレイはゴム・ベルトで駆動していて、そのゴムが劣化して滑っているから上手くトレイが閉まらない(開かない)のだと。これなら冬場寒さでゴムが硬化して滑りやすくなり、トレイが余計に動きにくくなる説明もつきます。

1650gl_02ってわかっていながら数年間放置していたのですが、先日このベルトの交換を思い立ちました。問題は交換用のベルトが手に入るかですが、メーカに無くても代替品は秋葉原で手に入るだろうし、最悪同じくらいの大きさの輪ゴムでも何とかしばらくはごまかせると考えました。一応近場のオーディオ・ショップである椿テレビ商会に聞いてみたところ、ベルトは取り寄せることができました。修理でしか受け付けないって言われるかと思いましたが、デノンは部品だけでも出してもらえるんですね。お値段は税込み 210 円。輪ゴムにしては高価ですが、純正部品だし送料だ交通費だ考えたらお安いもの。とはいえ、これで直せなかったら意味がないのですが、とりあえずバラしてみることにしました。以下はその作業の様子をレポート。作業時は当然ながら電源コードは抜きましょう。

1650gl_03まず、両脇のサイド・パッドを外します。片側二本ずつのネジを取れば外れます。長い間の圧力でへばりついているかも知れませんが、ネジの軸方向にゆっくり引っ張って外します。サイド・パッドには位置決めのためのダボ(突起)がついていますから、下手にねじると折れる可能性があります。

1650gl_041650gl_05次に天板を外します。天板の 8 カ所のネジを外せば、前後に 2 分割されたアルミ押し出し材の天板がはがせると思います。これも天板の接地面に防振用のゴムが挟んであって、それにへばりついていることがあるので丁寧に外します。ここだけ見てもかなりコストのかかった構造であることがわかると思います。大抵は鉄板の折り曲げで 3 面を作ってしまう部分です。

その次は天板の乗っていた左右の端に、前後にまたがる鉄板で出来た補強用の梁があるので、外します。結果的には左側だけ外せば OK です。
それで、この先さらにバラそうかと思ったのですが、トレイを手で引き出しながら観察すると、トレイの上からトレイを駆動するゴムベルトが見えます。面倒だったのでこのまま作業することにしました。以下あまりオススメできませんが、参考までに書いておきます。

前から向かった状態でトレイを一番引き出すと、ベルトの掛かった右側の小さなプーリー(ホイール)がむき出しになります。この状態で右側のプーリーから完全にベルトを外します。この時点で左の大きなプーリーも見え、ベルトもプーリーから外れるのですが、トレイの一部が干渉してベルトを抜くことはできません。

1650gl_06そこで 1/3 ほどトレイを本体に向かって押し込むと、今度は左のプーリーが完全にむき出しで見えます。この時点でゴムベルトを引き抜きます。
問題は交換するベルトの装着です。この状態で新しいベルトを入れ、左の大きなプーリーに無理矢理ベルトを引っかけてプーリーとゴムを指で押さえながらトレイを引き出します。再度トレイを引き出し、右の小さなプーリーが見えたところで何とかしてベルトを右のプーリーに引っかけるのですが、ゴムがねじれてしまわないように注意する必要があります。
とにかく指が入る部分はとても狭く、ピンセットや細いドライバを駆使して根気よく作業する必要があります。ゴムも伸びていない分直径が小さくなっていますから結構苦労します。しかし、うまく掛かってしまえばしめたもの。これで今回の交換は完了です。
本当はもっとメカをバラしてやる必要がありますが、さっさと片付けたかったのとバラして余計なところを壊すのも嫌だったので、この状態でやってしまいました。このままでも何とかやれそうだという自信もありましたけどね。

1650gl_07交換中、取り出した古いベルトと新しいベルトを比較してみました。写真の通り相当のびてしまっているのがわかります。しかも古い方は劣化してコチコチに堅くなってました。これでは滑ってしまうのは当然です。

交換後、通常の操作でトレイの出し入れをしてみました。とっても静かでスムースに出し入れでき、購入時のことを思い出しました。まだまだ現役でがんばってもらうことにしましょう。

1650gl_08おまけで本体内の電気回路基盤を撮影しておきました。さすがに 14 年前の製品、今では滅多に見られないような巨大な IC がたくさん載っています。このあたりは技術の進歩で今では小さな LSI になっているはずです。アナログ回路も物量が投じられているのがわかります。写真では見えませんが電源部も大きなトランスと二系統の独立した電源回路が積まれていました。最近の同価格帯の機器で、本体の構造を含めてここまでコストが掛けられた製品はあまりお目にかかれないでしょう。

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DENON DCD-1650GL

そういえば、ここに Audio のことを書くのは初めてではないでしょうか。fujaata は小学生のころから Audio 機器に興味があって、現在もミニ・コンポよりはちょいとマシかなくらいのシステムを持っています。いわゆる「Hi-Fi Audio」や「ホーム・シアター」に本当に興味があったのは高校卒業くらいまでで、その後は業務用音響機器に興味が行ってしまったので、今はさほど凝っているわけではありませんけどね。

早い段階から興味があったにも関わらず、実際に自分の機器を手に入れたのは大学入学後。それまでは父が持っていたシステムを何とかして使う(あまり好きに触らせてもらえない)か、父がどこぞから拾ってきた古くて音の悪いミニ・コンポでラジオとカセットを聴くくらいでした。そのかわり Audio 関係の書籍はかなり読んでいました。当時書店に並んでいた雑誌や単行本は大抵目を通していたと思います。

それで、初めて自分のものとして手に入れたまとも(?!)な Audio 装置が DENON 製の CD プレイヤ DCD-1650GL です。ちょうど 14 年前に買いました。ちなみに DENON は現在は「デノン」って読むんですね。購入当時の社名は日本コロムビアでブランド名が「デンオン」でした。もっと昔は「電音」だったんです、正確には日本電気音響。電音のローマ字表記が DENON で、海外ではこれをデノンと呼んでいたようです。最近になって海外に合わせ社名も「デノン」になったようですね。このあたりはデノンのサイトに詳しく書かれています。創立当初からレコード(ソフト)とプレイヤ(ハード)を両方作っている珍しい会社です。

DENON という会社は世界で最も早くディジタル録音機を開発した会社です。また業務用のアナログのレコード・プレイヤ(ターン・テーブル)や CD プレイヤは、業界のデファクト・スタンダードと言っても良い存在で、DCD-1650GL を購入するときも業務機を作っているメーカということがきっかけの一つでもありました。

DCD-1650GL は 1650 シリーズの二代目で、初代 DCD-1650(1650G は色違い) の「特別限定モデル」という位置づけでした。ですので、正確には 1.5 代目というか初代の兄貴分というのが正しいかも知れません。しかし、発売当初「限定」と言っていたのに妙に評判が良かったようで、結局定番モデルになりました。
当時の定価で DCD-1650GL は 99,000 円 (DCD-1650/1650G は 89,800 円) というものですが、ディジタル信号をアナログ信号に変換する D/A コンバータという CD プレイヤの性能を大きく左右する部分にかなりのコストがかかっていました。左右それぞれのチャンネルに 2 基ずつ、合計 4 基の D/A コンバータ IC を使い、変換の精度を上げていました。これは結構な高級機に搭載されていたしくみです。当時 CD プレイヤは入門機が 59,800 円を下回り始めた程度で高級機は 30 万円以上していましたから、売値の割に金がかかったモデルだったのです。特に限定と銘打った 1650GL は更にアナログ回路周辺に上位機種のパーツが投入され、外装にアルミ押し出し材が使われ、足は防振インシュレータが付けられ、しかも超高級オーディオ・システムか業務機以外では滅多にお目にかからないバランス出力端子(キャノン端子)がついています。ディスクを載せるトレイもプラスチックむき出しでは無く特別な塗装がされています。本体の両側に付けられた木の板(サイド・パッドという)はプラスチックのハッタリでは無く、表面は張り物であるものの本当に木で出来ています。ベース・モデルの DCD-1650/1650G との価格差は 1 万円足らずだったのですから、いかにお買い得品だったかがわかると思います。

高級なシステムや業務用途も想定したバランス出力端子があるくらいなので、音は当時としては価格以上のものがありました。発売から 14 年、さすがに世間の D/A コンバータも進化し安くても高精度なものが出てきていますので、今ではもっと安くて良い音がするプレイヤは存在しますが、決して悪い音ではありません。特にオーディオに興味のない方だったら充分良い音だと感じると思います。また外装や構造部品も良くできているので、CD ドライブ (CD トランスポート) としても十分に使えます。この場合、音の良い外部の D/A コンバータや性能の良い AV アンプにディジタル接続すれば、最新のプレイヤと同等になります。

CD だけ再生するならまだまだ現役で使えますが、SACD や DVD-Audio といった新しいメディアは当然再生できません。発売当時 CD-R なんてものはありませんでしたから CD-R は上手く再生できないものもあります。そういう意味ではそろそろ買い換えかなとも思うのですが、そうなっても別なところで活用すると思います。自分にとっては初めてのオーディオ装置で愛着もありますからね。

余談ながらこのプレイヤ、買った当時「日本コロムビア(すなわち DENON)」製のとある手持ちの CD が再生できなかったのです。DENON 製のプレイヤで DENON の CD が再生できないのはちょっとどうかと思いましたが、修理対応はとても良かった記憶があります。わざわざ自宅まで出向いてくれ、その場でピックアップ交換してくれたのですが一瞬良かったものの何となく怪しくサービス・センター持ち帰りとなりました。その後も原因がつかめず(症状が出なかった)多少時間がかかったのですが、徹底して調べてくれきちんと直してくれました。ありがちなのが「症状が出ないのでお返しします」ってパターンですが、そうではなかったところに感心しました。サービスの現場が放送用機器の厳しい対応を求められていることが関係しているかなと思いました。これ以降現在まで大きな故障無く働いてくれています。

また DENON はアナログ・レコード・プレイヤなどの過去の製品をレストアするサービスも始めました。今から 30 年以上前の製品も対象になっているようです。こういうサービスはあまり利益になるとは思えませんが、もう修理はおろか代替製品の入手も難しい製品をきちんとサポートしようとする姿勢には好感が持てます。オーディオ専業メーカの意地が感じられますね。こういう部分は規模の大きな家電メーカや、保証期間だけ正常に動けばいいと考えている通信機器メーカ、オーディオ・メーカでも表面的な流行を追いかけて薄利多売で一時的な利益だけを求めるようなメーカには期待できない部分です。

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玄箱 Get

玄箱は PC を自作する人の間では定番の玄人志向が出している NAS (Network Attachment Storage) の組み立てキットです。玄人志向というブランドは PC 周辺機器メーカの Buffalo (かつてのメルコ) のサブ・ブランドでサポート無しで低価格、もしくは一般には売られていないようなモノを扱っています。言ってしまえばマニア向け。

NAS はネットワークに繋ぐ HDD (本当は HDD とは限らないが、現実的には HDD) で、PC に HDD を外付けで増設する場合は USB や IEEE1394 (iLink) を使うことが多いと思いますが、あれのネットワーク接続版です。ネットワーク接続になると、複数の PC などから HDD を共有できることと、HDD を繋いだ PC を立ち上げなくても NAS だけ動いていれば HDD にアクセスできるのが利点です。単純なファイル・サーバの一種です。

買ったのは玄箱の高速版 (KURO-BOX/HG) で、キットなので内蔵する HDD が別に必要です。これは手元にあればそれを使っても良いのですが、今回は別途新品を購入しました。日立グローバルストレージテクノロジーズ製 T7K250 シリーズの パラレル ATA インターフェース/250GB モデルです。現在最も 1GB あたりの単価が安いのが 250GB クラスのもので、このモデルは消費電力とサーバとしてのデータ・アクセス性能のバランスが良さそうだったので選択しました。

組み立てはわかりにくいという話もネット上でちらほら見かけましたが、さほど難しくなくあっさり終了。しかし、その後の設定はまだです。この玄箱、そのまま使っても Windows からアクセスするファイル・サーバとして使えますが、実は Linux をインストールすることが可能です。Linux を入れることができるということは、ファイルだけでなく、Web やメール、データ・ベース、DNS、ルータ...など各種サーバとして動作させることが出来ることを意味します。ディスプレイも繋がりませんし、マウスやキーボードも工夫しないと繋がりません(繋ぐ必要も無いです)が、中身は立派なパソコンです。

もちろん、PC のように高速な CPU は入っていませんし、RAM もそんなに載っているわけではありませんから、ヘビーなアプリケーションを動かすのは困難です。ですが、CPU の能力だけ見れば 10 年近く前の Windows98 時代のパソコンに近いものがありますので、Linux で動かす各種サーバとしては充分な能力です。fujaata が最初に買って最近まで DNS サーバとして活用していた IBM ThinkPad 530CS より確実に処理能力は上。自宅に PC がゴロゴロしているのに、また増やしたんかいってツッコミが入りそうですが、実は 2 台ほど親戚に譲ってしまったのでした。

玄箱は PC と比べれば余計な機能が無いため消費電力が小さく、サーバとして運用するのにも向いています。これまでは ThinkPad 530CS を 24h 運用の DNS サーバとして動かし、PC で構築したファイル・サーバを使うときに電源を入れて立ち上げていました。目下の目論みとしては玄箱に DNS とファイル・サーバの役割を持たせようと考えています。その先は...わかる人にはわかるということで。(^^ゞ

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初心?!

実家の倉庫と化した部屋に置かれた本棚に、fujaata が学生時代に読んだ本や雑誌や教科書が未だに置いてあります。帰省時に持ち込んだ荷物を本棚のそばに置くのでなにげに毎度目に入りますが、10 年以上も前のものなので見るとちょっと懐かしい。当時考えていたあれやこれやが思い出されます。

高校に入ってしばらくまでは、直接「音楽」をネタに飯を食うという将来を何となく描いていました。それが高校時代の部活や音楽の授業やその他諸々の状況から、「音楽で飯を食う」というのはどうも違うんじゃないかと思うに至ったわけです。もっと言えば「音楽や舞台を支える」仕事に興味が移ったということです。しかも気が向いた方向は技術的に関わる方面。

余談ながら、音楽そのものを興味の対象としていたときから、一応進路は理系方面と考えていたのですが、これで完璧に理系を目指すことになりました。しかし学業の方は全く理系とは思えない状況で、fujaata の科目選択は理系だったのに同級生や先生の誰しもが理系へ行くとは思いもしなかったようです。高校 2 年生の年度末、数学の先生曰く「お願いだから 3 年になったら私の担当クラスにならないで」(結果的に先生の願い空しく担当していただくことになりました)、クラスの仲間曰く「おまえが音大行かないで誰が行くんだよ」。一切の周りの期待(?!)と忠告を裏切り、音響工学をキーワードに進路を選択したのでありました。

もちろん、レコーディングや Sound Reinforcement (PA) のエンジニアを目指す方向もあったのですが、方向性としてはもう少し工学的な方面がいいかなと考えていました。いずれにしても業界というものに興味はあったので、いわゆる「業界研究本」の類も結構読んでいました。

その手の本も残っていて、パラパラとめくると業界の様子やそこで働く人のインタビューが載っていたりするわけです。今となってみてみると「あらまぁ、当時こんなモノ使ってたのかぁ」とか「ありゃ、これって××年前の○○さんじゃない?!」なんてことになるわけです。本を眺めていた当時は別世界の話でしたが、今はそういう世界と間接的とはいえ関わる仕事に就いていることを改めて実感します。

どんな業界でも似たようなものだと思いますが、一歩足を踏み入れると業界というのは狭いものです。学生時代に市民バンドの演奏で関わった方に、就職後業界の研究会や展示会で音響機器の仕事で出くわすこともありました。「え~、あの本に出てくる(or 本を書いた)あの人って、えぇ~っ」みたいな話は結構ありますし、偶然にも業界の著名人と自分が妙なつながりがあることが発覚して、その場でみんなでのけぞったりなんて話も出てくるのが面白いところ。ま、どこへ行っても悪いことはできませんね。

学生時代に描いていた将来の姿が今の自分とどの程度重なるのかは比べようもありませんが、少なくとも考えていた世界に関わる仕事をしていることは確か。将来お役に立てることがあれば良いなと思っています。

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えいご漬け

1 月に発売された Nintendo DS の表題のソフトを買いました。「英語が苦手な大人のための DS トレーニング」って枕詞が fujaata の弱いところを直撃です。パッケージの絵が TOEIC テストのレベルを表したピラミッドが描かれていて、「このへんの人向き」って矢印がまさに fujaata のレベルを指しています。「脳を鍛える...」もそうなんですが、任天堂は痛い、じゃなかった上手いところ突いてきますね。

fujaata の英語苦手っぷりはなかなかのもの。運動音痴の fujaata は体育が相当苦手でしたが、その体育より中学・高校の成績ははるかに悪かった。高校時代は英語の成績はクラス最下位を大差を付けて独走。あまり個々の生徒の勉強には干渉しないので有名だった高校にいたにもかかわらず、学校から「ご家庭でもっと勉強させてください」とお手紙を戴いてしまったほど。模擬試験を受ければ偏差値 20 台...きりがないからこの辺でやめておこうっと。別に英語に限ったことじゃなくて数学も一緒だったし。(^^;;

なので社会人になっても「AC 100V 専用の国内仕向」と謳っていたのですが、そうは問屋が卸さないのが辛いところ。単独ではないものの海外出張には放り出されるわ、現地法人社員と会話だのメールだのしなくちゃいけなくなるわ、英語文献は読まなきゃいけなくなるわで否が応でも追い込まれます。ま、所詮英語なんて言葉ですから意志が伝われば何でもいいやってことで、日々何とか誤魔化しつつ生きながらえてます。かつて海外出張に同行した上司から頂戴した一言は、「何で英語喋れないのに、現地人と楽しそうにコミュニケーションを取っているのかがわからない」だそうな。

それはさておき、最近見ていませんが語学番組を見ることがあったり、残業であまり参加できない語学研修に顔を出したりはしているので、全く勉強していないわけではありませんが、「えいご漬け」で英語をモノにしてやろうなんて意志はまるで無し。興味があったのは商品としてどういう魅力があって、どんな仕組みで構成されているかを知りたかったのが一番です。

中身は発音された英文をタッチ・スクリーンに書き出すというもの。ひたすらディクテーションを行うトレーニングになっています。作業としては単純なモノ。ひたすら聞いて、聞いた文章を自分で書くことで、理屈ではなく頭に入れようというものです。最初からいきなり文章を書き取ることになるので、全く英語を学習した経験が無ければ一つもやれることはありません。あくまで「多少なりとも勉強したけど挫折した」人向けのトレーニングです。まだ一番初歩的なレベルのモノしかやっていませんが、出てくる文章は中学生で勉強する程度のもの。そんなに難しい問題は無いので、初歩なら fujaata でもパーフェクトに解答できます。

DS のタッチ・スクリーンに実際にアルファベットを書き取っていくのですが、多少いい加減な文字でもちゃんと認識してくれます。ですが、書き方によっては全く認識できずイライラすることも。あと fujaata は個人的に 10 年くらい Palm というタッチ・スクリーンの付いた PDA (電子手帳) を使っていますが、この Palm にアルファベットを入力するときは Graffiti という特殊なアルファベットの書き方で入力します。このクセがついてしまっていて、とっさに本来のアルファベットが出てこなくて止まることしばしば。紙に書くときは書けるんですが、タッチ・スクリーンに書くとどうしても Graffiti が頭に浮かんでしまいます。

それから DS 付属のタッチ・ペン (スタイラス) で文字を書いていきますが、これが短くて持ちにくく、文章を入力するには向いていません。もし本格的にこのソフトを使って学習しようとするならば、大きな文具店や PDA を扱っているパソコン・ショップ等で通常の筆記具と同じ大きさのタッチ・スクリーン用のペンを購入した方が良さそうです。最近はボールペンと一体になっているような商品もあります。

何はともあれ買ったは良いのですが、最後までやるとは...う~ん。(^^ゞ

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都内散歩

期限切れの ETC カードでトホホな感じの今回の帰省ですが、滞在中に 2 度ほど都内をぶらついてきました。行くところは毎度おなじみの秋葉原と渋谷、それに中継点の池袋です。昨年の夏休みも同様なルートをたどっています。いわば定点観測です。

Akihabara01Akihabara02Akihabara03秋葉原はますます変貌を遂げている感じですが、去年は建設中だった UDX やダイビルが Open しており、かつての駅前駐車場は大きく様変わりしていました。それ以外もさらに萌え勢力が増大しているとか、PC ショップがかなり入れ替わっているとかあるのですが、想像の範囲内ってところです。今回は自分のものや頼まれものの買い物が幾つかあったので、一通り店を回ってきました。

それにしてもフラッシュ・メモリは本当に生モノの様に値段が下がりますね。2GB の SD カードが高速なものでも 8,000 円を切っています。普及価格帯のデジカメに使うならそこまで高速でなくても良いので、そうなると 7,000 円でおつりが来ます。半年前の半額です。
ちょっとした小間物も安く買えますね。例えば LAN ケーブルなどのケーブル類や DVD-R などのメディア類。場合によっては浜松の半額です。
それから電池類も安いですね。最近は 100 円ショップでもボタン電池が税込み 105 円で買えますが、必ず自分が欲しいものが欲しいタイミングであるとは限りません。fujaata が最近割とよく使う CR2032 も 100 円ショップで扱われていますが、ここしばらく見かけなくて困ってました(と思ったら数日前にダイソーで発見しましたが)。これがたまたま千石電商に立ち寄ったら税込み 90 円で売られていました。CR2032 はその辺の電気屋で買うと 270 円程度で売られていることが多いです。わざわざ出かけていって買うようなものではありませんが、偶然見つけたのはラッキー。

安いかどうかは別として、電機部品類やちょっと変わった工具類が手に入るのも秋葉原ならでは。バッタもんももちろんアリ。「オイオイ、大丈夫かよこんなの売っちゃって...」みたいなモノも堂々と見かけます。こういったものやお買い得なものを見つけるには、表通りの大型店やチェーン店よりも雑居ビルの中や裏路地の店舗を丹念に見て回ることが必要です。たまに怪しいお店に出くわしちゃうのはご愛敬。もっとも通い慣れているとオイシイにおいはわかるので地雷を踏むことはほとんどありません。

Shibuya01Shibuya02さて、日を変えて今度は渋谷へ。
渋谷方面といえば原宿まで回遊して、今話題の「表参道ヒルズ」でも冷やかしてこようと思ったものの、新聞や TV で取り上げられるほどの大混雑。なんと建物に入るために 1 時間待ちということもあったようで、首都圏エリアに住んでいる妹夫婦もそばまで行って諦めたとか。東京の新名所って長期休暇は地方からのお上りさん (...って今となっては fujaata もその一人) でごった返します。そういえばお台場のフジテレビ開局や六本木ヒルズ Open のときもそうだった...。

さすがに時間がもったいないので今回は最初からパス。渋谷へ行く最大の目的は CD を買い漁ることですから、迷わず最初から TOWER RECORD 渋谷店へ。国内盤の CD は浜松でも注文すれば手に入りますが、輸入盤は簡単には手に入りません。浜松にも TOWER RECORD や HMV はもちろんありますが、それは名ばかりの国内盤の流行モノ中心の何の変哲もないレコード屋。そこにトキメキはないのでありました。

結局 TOWER RECORD にてそれなりの枚数の、しかもおよそ一般人は買わないだろうって CD を購入。タイミング良くポイント 2 倍キャンペーンをやっていて、CD 一枚分くらいはポイントを稼ぎました。買ったはいいけど聴くのかなぁ、これ。

お次は東急 HANDS へ。最近電車通勤が可能になったのは良いのですが、帰り際に突然雨が降られると悲しいので今まで使っていたボロボロの折りたたみ傘を置き傘にすることにしました。それで、その代わりの折りたたみ傘を探すことに。傘くらい浜松でも買えますが、探しているのは大きめの折りたたみ傘。fujaata は図体がそれなりにデカイので、一般人が買い求める「できるだけコンパクトな」折りたたみ傘は何の役にも立ちません。ということで親骨の長さが 70 cm になる折りたたみ傘を Get。これは普通の長傘よりも大きいもの。お値段も普通の折りたたみ傘と大差ありません。こういうモノが買えるのも東京ならでは。ちなみに fujaata が普段使っている長傘は、親骨の長さが 80cm というもの。これもかつて出張時に新宿の東急 HANDS で買ったものです。

Pin1それから文具売り場で、写真のキャラ物のコルク・ボードにメモを留めるピンを見つけて思わす買ってしまいました。fujaata は意外とこういう物に弱かったりします。普通の店では目にしないので、逆にこういう店をうろつくと引っかかってしまうので危険...。実はコルク・ボード用のピンは手頃な物を探していたので、たまたま引っかかってしまったのです。これまではノーマルな画鋲を使っていたのですが、錆てボロボロになったので代わりをそのうち買おうと思っていたところでした。

後は館内をぐるっと見て回り...見ているだけでも相当楽しく、一日居座っても飽きないのですが、ほどほどで切り上げて隣の picnic on picnic へ。こちらも一通り眺めて来ただけですが、去年より確実にお客さんが増えています。だいぶ定着してきた感じがします。相変わらず本家コクヨさんの製品が何となく違和感を放っているものの、最近出た製品はそれなりに意識していることが伺えます。

Shibuya03Pin2本当はもっとあちこち見てきたかったのですが、時間の関係上最後は Loft へ。HANDS と picnic picnic でかなりのモノはあるはずなのですが、Loft もまた違うモノが揃っていて楽しいですね。HANDS よりもっとスタイル重視、インポート重視な品揃えというべきでしょうか。Loft でも何故かコルク・ボード用のピンを購入。これは貼る物に穴を開けず、挟んでからボードに刺すタイプ。色が付いた物は結構見かけたのですが、透明な物は初めて見たので買ってみました。

今やインターネットの時代。どこに住んでいようと同じ情報が手に入るといわれていますが、地方で得られるものは限りがあります。雑誌や Web で見られるものは本当に上澄みだけで、しかもそれが実際に置かれて使われている環境までを感じることはできません。。流行を感じたり、人と違うことを考える必要がある人は、やはりそいういものがある場所 (日本なら東京。世界的に見たら ??? でしょうけど) に身を置かないとダメでしょうね。そこで生活できればベストですが、せめて自ら積極的に出向く姿勢は必要でしょう。特に流行に絡むモノを作る会社で設計や企画を担当する人は、積極的にそういう感覚を吸収できるかどうかで将来が変わってくると思います。田舎のゆったり感は大事ですが、そこで安住するとピントのずれたセンスでモノを作ることになるかなぁと思います。こればっかりはいくら技術や知識があっても厳しいかと。
もちろん逆も真なり。都会でもてはやされている「スロー・ライフ」だとか「LOHAS」といった生活や商品を考えるなら、都会のビルで考えてもダメでしょう。

あ~ぁ、休暇で遊びに行ったネタなのに、仕事の話に結びつけちゃうあたりおいらが一番ダメ人間かも。

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期限切れ

今年の GW も実家のある東京に帰省しました。長期休暇の帰省は車で移動することがほとんどで、今回ももちろん車での帰省です。幸いラッシュの方向とは逆に動くため、日程さえ誤らなければかなり楽に移動ができます。

移動には高速道路を使いますが、fujaata の車にも ETC 車載器が付けてあります。アナログさんに付けてもらったものです。やっぱり楽ですよね ETC は。特に一人で運転しているときは通行券の受け取りや支払のことを考えなくて良いので、より運転に集中できます。

今回もいつものように ETC レーンに進入したところ...あれ、ゲートが開きません。元々臆病な fujaata は低速で ETC レーンを通過するので衝突したりはしないのですが、これまでこんなことがなかったのでびっくり。とりあえず通行券を出してもらい、支払を ETC カードで行うことにして出発しました。

で、出口で一般レーンで事情を話して ETC カードで精算してもらおうとすると、「これ期限切れてますよ。だからゲート開かなかったんですよ」とのお言葉が。ガ~ン。(@o@;;
そうなんです。引っ越しのドタバタで記憶からすっかり抜けていたのですが、確かにカードの期限が切れる時期だったんです。通行したのが 5/1 だったので、多分 3 月か 4 月の末までが有効期限だっただろうと思います。そういえば更新されたカードが送られてきていたような記憶があります。帰ったら探さないと...。(^^ゞ

せっかく深夜割引が効く時間帯で走ったのに、まともに通常料金を支払いました。当然帰りも通常料金。あ~、3,000 円くらい損したなぁ。
ETC の車載器、カードの挿入の有無とゲートとの通信の有無は知らせてくれるのですが、有効期限までは知らせてくれません。くれぐれも皆様カードの期限にはご注意下さいませ。

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B Flet's その後

またしてもしばらく更新できませんでした。予告通り書き溜めてはいたので一気に追加しようと思います。...ってまた皆さんから「いきなり大量に更新しないで、少しずつ更新しなさい!」とおしかりを受けそうですね。ココログの更新は Web page から行うのですが (mixi もそうですよね)、いざ書こうと思って更新ページを開いてもなかなか文章が出てこないのです。それに書くときは気持ちが乗っているときに一気に書き上げたい!! ってことで、日々ネタ帳というかネタ・ファイルに思いついたことを書き留めて、まずテキスト・ファイルで文章を仕上げています。そんなことをしていると、記事をアップする前にファイルに連なっていくことになってしまうのです。

さて 4/7 に開通した B Flet's ですが速度が出ていないようだったので簡単に調べてみました。
契約しているのは B Flet's マンションタイプですが、部屋までは電話線を経由する VDSL 終端装置(モデム)を使うタイプです。正確ではありませんが言ってしまえば、建物までは光ファイバですが、建物内は ADSL になっているようなもの。なんちゃって光接続です。一般的には「光は 100Mbps 接続(理論値)」という認識だとおもいます。確かに光ファイバを直接引けば上り(自宅から外へのデータ送信)、下り(外から自宅へのデータ受信)共に 100Mbps の理論値になります。ですが VDSL 装置を介するタイプの場合、導入されている設備によって上限値が異なります。特に上りは遅く、理論値で最大 30Mbps 程度になるようです。実際の速度は半分も出れば良いようです。

NTT の B Flet's は自宅からインターネットの接続口(プロバイダ)までの回線を提供してくれるものです。NTT が説明している「最大 100Mbps」という値は、あくまでこの NTT が提供している Flet's 網の中の話です。そこでまず Flet's 速度測定サイトで Flet's 網の速度を計測してみました。
すると下りは 76Mbps、上りも 22 Mbps 程度は出ており、VDSL を利用するタイプとしてはまずまずの速度が出ています。この環境下でインターネット上の各種速度測定サイトで測定すると下りが軒並み 23 Mbps 程度、上りが 16Mbps 程度になってしまいます。測定サイトによって多少の数値の違いがありますが、誤差と言って良い程度です。つまり Flet's 網からインターネットに接続されるプロバイダの部分で速度が落ちていることになります。

プロバイダは Flet's のような専用線からインターネットに接続する役割を持っていますが、プロバイダ毎にこの接続部分のデータ転送能力、すなわち回線容量 (バックボーン) の能力に差があります。当然多くのデータを扱えるバックボーンはコストがかかります。このあたりがプロバイダの費用の差にも表れてきます。fujaata が契約しているのは @Nifty ですが、他の大手プロバイダ同様どちらかというと一般家庭向けのサービスを充実させているプロバイダです。費用も激安ではありませんがそこそこで、一般ユーザ向けのサービスも充実しています。より高速な環境を求めたり、業務で高速な接続を求めるならそれなりのプロバイダを選択する必要があります。独自ドメインを取って自宅サーバをガリガリ運用するようなユーザは IIJ あたりと契約することが多いようです。

何だかんだ言っても、所詮 Web アクセスとメールがメインの利用ですから「超高速」という感じではないものの、現状の利用では特に問題はないので当面このままで利用するとします。それより問題なのは当 Blog のホストであるココログのレスポンスの悪さ。これ有料サービスなんですが、記事や写真を Up しようにも変更しようにも反応が遅くて作業になりません。当 Blog の更新がなかなか出来ない理由の一部です。@Nifty はココログに高負荷な付加機能を提供しようとしたり、ページのスタイル・フォーマットを数多く提供しようとしています。他の Blog サービスと差別化を図ろうという意図と努力は感じられますが、肝心のページ作成や更新が出来ないようでは本末転倒です。Web で検索しても数多くの非難の声が挙がっているのですが、長期間改善されないままです。
サーバが空いている時間、つまりレスポンスの良い時間はあるので、当面は手元で文章と写真を用意しておき空いている時間に一気に更新するしかなさそうです。

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本番無事終了!

大変遅くなりましたが、4/30 の所属吹奏楽団の本番は無事に終了しました。予想通りというか、想像以上というか、とにかく 920 名を越えるお客さんに御来場いただきました。ありがとうございました。m(_ _)m
お客さんから寄せられたアンケート用紙の 3 割くらいを拝見いたしましたが、概ね喜んでいただけたようで何よりでした。まずは一つ大きな本番を終えてホッとしたというところです。

お客さんにも喜んでもらえて、打ち上げで気持ちよくお酒を飲めてバンザーイといったところですが、アンケートを読んでいて自主公演の 4 回目演奏会を経験した我々の活動が岐路に立たされていることも感じました。
年々御来場いただくお客さんも増え続けており、大方好評を頂いている現状はバンドにとっては順風満帆とも言えます。が、アンケートから読み取れる高評価の理由は、必ずしも我々バンドの演奏に向けられたものとは言えないからです。

メンバーの年齢層はこのところ下がってきてはいるものの、比較的高い年齢層が中心になっているのが所属バンドの特徴です。そしてお客さんの世代も年齢の高い世代が中心になっています。我々はポピュラー音楽を中心に楽曲を扱うことを売りにしていますが、これまではそういった世代の方々が馴染んだ楽曲を中心に選曲されていました。
アンケートのコメントで多かったのが「耳馴染んだ曲が多くて良かった」といった主旨のものです。つまり我々の演奏ではなく、来場いただいたお客さんにとっての選曲に対する評価が高いことを示しています。もちろん演奏自体を評価していただいているコメントも戴いていますが、その多くはフィーチュアした特定のメンバーのソロについてのものが多かったように思います。つまり一つの見方として「選曲とソリストの演奏が良かった」ことが高評価に繋がったとも言えます。これはこれで良いことだと思いますが、これ「だけ」では厳しいものがあります。

現実問題として、レパートリーの問題があります。我々には専属アレンジャーはいませんから市販されている譜面を扱うしかないのですが、その譜面には限りがあります。今の系統の楽曲で現状のレベルで扱える譜面はもうあまり残っていないのが正直なところ。もちろん繰り返し曲を使うことは構わないのですが、それだけではマンネリになり、そのうちお客さんも減り我々自身も飽きてきて楽しめなくなることは目に見えています。
また「ポップス(ポピュラー)音楽専門」を謳っている以上、ポップスについては他団体の演奏より掘り下げた演奏が出来なければ価値がありません。ジャンルも演奏会毎のテーマをしっかり持たせて深く絞り込んでいく必要があるでしょう。そのためには扱う楽曲の技術的なレベルだけでなく、楽曲に対する考察も深めていく必要があります。大変なことではありますが、一つ山を越えた時の感動は今よりもっと大きなものがあるはずです。

今扱っている曲が悪いということではありません。お客さんにとって知っている曲は元より、知らない曲でも「初めて聴いた曲ばっかりだけど良かったです」「知らない曲だけど楽しめました」というコメントがもらえるようになることが大事だと思うのです。
現状我々は「懐メロ専門バンド」という方が似合っているのかも知れません。これが本当の意味での「ポップス・バンド」になれるかどうかは、今後の活動の如何にかかっているなぁと感じた本番でした。一つの本番の終わりは次の本番のスタートですからね。

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Air Glide 足回り変更 (後編)

<ホィール新調>
これまではリム・ブレーキの一種である V ブレーキだったので、ホィールのハブ(車輪の軸)にはディスク・ブレーキのローターを付けられるタイプではありませんでした。このため、ハブをディスク・ブレーキ対応のハブ(ディスク・ハブ)に交換する必要があります。ハブを交換するためにはホィールを組み直さなくてはいけません。また、ディスク・ブレーキ対応のハブに交換するとハブだけでなくスポークの長さも変わってしまうので、スポークも交換することになります。そうすると、流用できる部品はリムとタイヤとチューブだけ。今回はリムとタイヤのサイズも変更することにしたので、ホィールを丸ごと新調することにしました。
Air Glide は 20 インチのホィールですが、同じ 20 インチといわれているホィールにも幾つか種類があるのです。タイヤをリムにどうやってはめるかという構造の違いに起因するものですが、この方式の違いで WO, HE, BE の三種類があるのです。詳しくはタイヤ・メーカの IRC の解説ページに書かれています。これまでは HE のホィールだったのですが、WO にすることにしました。同じ 20 インチでもリムの直径が HE は 406 mm、WO は 451 mm という違いがあります。HE はリムに対して幅の広い MTB のタイヤを付けるのに適した構造です。使うタイヤの厚みにもよりますが、WO の方が 1 割近く大きめのタイヤになります。また WO タイヤを選んだのは一般的にレーシング・タイプのものが多いため、細身の舗装道路走行に適したタイヤが選びやすいというのも理由です。Bike Friday の車種でも Air Friday という最初から WO タイヤを装備して Air Glide よりもペダルがついているクランクの位置が低い、ロード・レーサを意識した車種があります。
同じ 20 インチならどんな車種でも WO, HE のホィールを選べるかといえばそうでもなく、タイヤを取り付けるフォークの幅や長さで取り付けられる場合とそうでない場合があります。Air Glide のフォークは、あまり余裕はありませんが WO ホィールを付けることができます。

タイヤはお任せで SCHWALBE STELVIO を付けました。そもそも選択肢は多くありませんから妥当なところでしょう。
Air_glide_06一つ見た目のポイントとしては後輪に使ったハブです。既に廃番になった SHIMANO の Deore クラスのハブですが、スポークの取り付け部が変わっているのがわかるでしょうか。ちょっとやそっとでは気がつきませんが、ごちゃごちゃしがちな後輪のハブ周辺がスッキリした感じです。ミソノイ・サイクルのストックから「安くて見た目が良いもの」を探してもらいました。

リアのカセット(カセット・スプロケット、後輪に付いたギアの歯車)は SHIMANO の TIAGRA です。本当は安いもので良かったのですが、11T のギヤを持つロード用のカセットは TIAGRA しかありません。後は 12T になってしまうので、少しでも高速化したいのでこれを選択しました。MTB 用は 11T がついたカセットは比較的豊富ですが、組み合わされているギヤのギヤ比が大きいので、街乗りにはロード用の方が細かな変速ができて快適です。
より高速化を求めるなら同じ SHIMANO でも Capreo という小径車用のシリーズに 9T というギヤを持つカセットがあるのですが、これはハブも専用でディスク・ブレーキ対応のハブはありません。ディスク化しないのであれば有力な選択肢と言えるでしょう。

本当はこれまで使っていた HE のホィールもディスク・ハブで組み直して、雨天や舗装していない道を走るためのホィールにしようと思っていたのですが、元からついていたリムが安物で多少歪みが出ていたことと、ブレーキでリムが思ったより削れていて組み直すほどの価値がありませんでした。リムがダメだと流用できるのはタイヤとチューブくらいですが、タイヤはこれも安物でごまかしていた上既に穴が開いている状態で再利用は考えられなかったので、後日別途必要に応じて新調を考えることにしました。

<泥よけ>
通勤、街乗りで頻繁に使っていると、やっぱり欲しくなるのが泥よけです。付けると見た目が格好悪くなることが多いので、あまり積極的に付けたいという人は多くないと思いますが、いつでも気持ちよく走るという観点からは重要なパーツだと思います。雨天時に泥がはねるのを避けるのはもちろん、乾燥しているときに砂や小石を巻き上げるのを防止するのにも有効です。小径車は後輪の外周の多くの部分がチェーンやギヤに近くなるので、巻き上げた砂や泥がチェーンやギヤに付着しやすくなります。こうなると走行性能は低下しますし、傷みも早くなります。
それから 26 インチの車両と同じスピードで走ることを想定すると、単位時間あたりのタイヤの回転数は 20 インチの方が多くなります。20 インチの方が高速で回転していることになりますから、タイヤ表面に付いた泥や砂がより速い速度で遠くまでとばされることを意味しています。必然的に乗っている自分が多くの泥をかぶることになります。ということで泥よけを付けることにしました。

問題は Air Glide の構造があまりにも特殊なこと。もちろん純正のパーツもありますが、ディスク・ブレーキがついた車両に取り付ける構造にはなっていません。そこで市販の 20 インチ用の泥よけを改造して付けてもらうことにしました。
単に構造が違うだけならまだしも、Air Glide は「一応」折りたたみ自転車なので、泥よけを付けることで折りたためなくなることを心配しましたが、依頼したミソノイサイクルがさすがに小径車の改造を得意とするだけあって、このあたりの処理も完璧です。

Air_glide_07Air_glide_05写真を見ていただければわかると思いますが、前輪の泥よけは一カ所は普通にフォークの付け根の泥よけ取り付け部にステーで固定されています。他に二カ所棒状のステーを使って本来ならハブのそばの取り付け穴に固定するのですが、ディスク・ブレーキを装着しているとこの穴は使えません。それで二本のステーを曲げて V ブレーキがついていた台座付近に固定されています。これは折りたたみ時にも有効でじゃまになりません。

Air_glide_04後輪は棒状のステーは逆に邪魔にならず本来の取り付け方法で付いていますが、もう一カ所通常はシートポストの付け根に取り付ける部分が Air Glide にはありません。ここはアルミの板で加工したステーで固定してもらいました。純正のパーツもほぼこれに近い構造で付けるようです。このアルミ板のステー、上から見ると「ロ」の字型になっていて二枚の板で作られています。たぶん泥よけを固定するだけなら一枚の板で取り付けを軸方向に 90 度回転すれば強度的にはコトは足りたはずです。しかし「なるほど」と思ったのは「ロ」の字にすることで上から見ると、フレームの付け根に取り付けられているネーム・プレートがしっかり見えるようになっているのです。このネーム・プレートは fujaata 専用に作られたという証なので、見た目の上ではポイントが高い部分。特に見えるようにお願いしたわけでは無いのですが気を遣って頂きました。こういうところはやはりプロの仕事ですね。

写真ではわかりませんが、実はステーだけでなく泥よけ自体も Air Glide に合わせてサイズをカットして、加工してもらってあります。まるで専用部品のようになっています。

Air Glide は元々 HE ホィールで設計された車両なので、WO の大きめのホィールを付けるとあまりフレームに余裕がありません。このため泥よけを付ける隙間が確保できるかが気になっていたのですが、結果的にはきれいに収まり、しかも泥よけとタイヤの隙間が良い感じで狭まっていて、泥よけを付けても見た目が損なわれていません。むしろ格好良くなったかも?!

Off Load 用のホィールが無いことを除けば、これでほぼ満足のいく車両になりました。これであちこち出かけて乗り倒していきたいと思います。

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Air Glide 足回り変更 (前編)

Air_glide_01購入から 1 年が経過した小径車 Bike Friday の Air Glide ですが、この半年くらい街乗りのメイン車両になりつつあります。小径車の反応の良さはターンが多くて Stop and Go の連続の街乗りには、やはり適しています。
以前にも書いたとおり、購入時は最も安いパーツ構成のもので発注しました。小径車は初めてだったし性能も実際に使ってみないとわからないところがあったので、後でパーツ交換するのを前提としていました。前回紹介したときは最初からサドルとペダルと小物類を追加し、フロントのギアを大きなものに換えただけでしたが、今回は使用実態に合わせてホィール周辺の交換をしました。

ちなみに最初からどういうパーツ構成にしたいかがわかっていれば、大抵の場合は車両発注時に指定した方が安上がりです。特にカタログ・モデルの完成車は後で上級の部品を付けるくらいなら、購入時にちょっと無理して上のクラスを買った方がかなりお買い得のはずです。その代わり自分の好きなようにパーツを構成できませんから、求める性能が良くわかっていて本当に自分に合ったものが欲しい場合は向きません。

今回変更したのはブレーキとホィール、さらに泥よけの追加です。目的はまず雨対策。降っていなくても路面は濡れていたり、水たまりが出来ていたりすることもあるので、そういう条件でも走りやすいようにするためです。次に中距離対応。普段使いは主に街乗りですが、舗装道路なら 50km 程度は走ることを想定しています。浜松近辺なら浜名湖一周、もしくは御前崎往復くらいは楽に走れれば良いな、といったところです。ということで小径車の改造を得意とするミソノイ・サイクルに改造を依頼しました。自分でもやれるのですが、後述するとおり多少の工作とノウハウが必要な部分もあったのでお任せしました。では変更部分をご紹介。

< 何故ブレーキ交換?! >
fujaata の Air Glide は注文時にディスク・ブレーキ台座を付けてもらってあります。元の仕様にはありませんし、カタログや Web を見てもオプション設定が示されていないのでディスク台座を付けたものは珍しいと思いますが、注文時に頼めば実費で付けてくれます。ブレーキ自体を最初からディスク・ブレーキにしなかったのは、ディスク化する価値があるか確信が持てなかったことと、この車両の特性を知った上でブレーキのメーカやモデルを自分で選びたかったからです。ディスク・ブレーキが当たり前になりつつある MYB ならいざ知らず、小径車にディスク・ブレーキを付けるのは今のところ希な話なので、情報も少ないですしね。それにディスク・ブレーキは最初からついている V ブレーキよりも、どうしても重量増になります。ディスク化するメリットがあるかを判断したかったというのもあります。

で、結局ディスク・ブレーキ化することにしました。安全面からもディスク化すべきと判断したからです。Air Glide のホィール径は 20 インチです。これを MTB と比較すると多くの MTB は 26 インチですから、直径(すなわちタイヤの周長)は 20/26 = 0.77 になります。これは 26 インチのタイヤが一周(一回転)する長さ分 20 インチのタイヤを回すと 26/20 = 1.3 回転することを意味します。つまり同じ距離を走ると 20 インチのホィールはタイヤやリムやハブが 26 インチのものに比べて 1.3 倍消耗することを意味します。
ディスクを使わないブレーキはブレーキ・シューでリムを挟んだ摩擦でホィールの回転を止めます。それ故小径車はリムがブレーキでこすられる回数、時間が増えることになります。結果的にリムが削れて消耗が激しくなります。そしてタイヤの円周上の一点に注目すれば 20 インチは 26 インチに比べて同じ時間で 1.3 倍こすられることになりますから、当然摩擦熱も多く発生します。加えてタイヤ自体が路面との摩擦によって生じる熱も小径車の方が多くなります。長い下り坂をブレーキをかけながら下ってくれば余計に発生する熱でタイヤがパンクしやすくなったり、リムやブレーキ・シューが熱で変形しやすくなります。実際にそういうトラブルは発生しているようです。ディスク・ブレーキにしてもそれは同じ事なのですが、ディスク・ブレーキの方が摩擦や熱には強いことになっています。車やモーター・バイクにも使われるくらいですからね。もっとも、日常短距離を買い物や移動にちょろっと使うくらいではそんなに気にすることでもありませんし、効果も感じられないと思います。fujaata の場合多少遠出をしたり、それなりの速度で走ることを想定していることもディスク化する理由です。

しかし決定的に差が出る場面があります。それは濡れた路面での走行です。濡れた路面を走れば当然タイヤも濡れます。水たまりまではいかなくとも路面が十分に濡れていれば、タイヤだけでなくタイヤが付けられているリムの部分も濡れます。このとき、リムを挟んで止める一般的なリム・ブレーキでは、ブレーキ・シューとリムの間に水が入り滑りやすくなります。また、この状態でブレーキをかけてリムとブレーキ・シューをこすれば、リムもブレーキ・シューも削れやすくなります。砥石で刃物を研ぐときは水を使いますが、あれと同じ原理です。そしてこの状態のとき、ブレーキは効果を発揮しません。先にも述べたとおり 20 インチのホィールは 26 インチのホィールより 1.3 倍擦られますから、消耗も激しくなります。また周長が短い分、繰り返し水を浴びるのでリムの乾きも遅くなります。ディスク・ブレーキはホィールの中心近くにブレーキがあるので、路面の水の影響を受けにくいのです。
もちろん、ディスクのデメリットもあります。重量だけでなく力学的にもブレーキやハブに掛かる負荷はリム・ブレーキより大きくなります。そういった部分のバランスを考えても、ディスクの方が有利だと感じています。

< Avid BB7 >
交換したブレーキですが、Avid の BB7 というメカニカル・ディスク・ブレーキにしました。ディスク・ブレーキというと油圧式が多いのですが、これはワイヤーで引っ張るタイプです。これにした理由は Air Glide は折りたたみが出来るのですが、油圧にすると折りたたんだときにブレーキ・ホースが折れてオイルが漏れる心配をしたからです。油圧の方がブレーキの感触も良いし制動力も引き出しやすいのですが、山道を頻繁に下るわけでもないのでそこまで強力な制動力は不要です。メンテナンスもワイヤー式の方が簡単ですしね。BB7 を構成する赤いパーツがアクセントになって、見た目も良い感じです。

Air_glide_02Air_glide_03これまでは SHIMANO の V ブレーキがついていたのですが、後輪のブレーキ位置がフロントギアのすぐ後ろにあって、大きくしたフロントギアとブレーキのケーブルとよく干渉していました。今回ディスク化したことでこの部分の干渉が無くなったのもメリットです。ホィールに付けるローターも BB7 標準付属品のもの。これは今はやりのウェーブ・タイプ(円周が波打っている形状)で、今のところコントロール性も悪くありません。ローターは以前はまさに円状のものが多かったのですが、このローターの形状でブレーキの効き具合やコントロール性が変わります。

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