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ニート

学校へ行かず、職業訓練もせず、働く意志のない人達(主に若年層)のことをニート (NEET: Not in Education, Employment or Training) というそうです。こういう話になると定職に就かないということでフリーターが引き合いに出されますが、フリーターはフリー・アルバイター(和製英語)の略で働いているのでニートとは区別され、純粋に働きも学びもしない人のことを指すそうです。。このニートが 2010 年には 100 万人に達するのではとマスコミをにぎわせています。やれ「けしからん」という感情的なものから「深刻な人手不足になる」「経済成長が止まる」といった憂国論と論調は様々です。何故ニートが増えるのかといったことについてはあまり触れられていないように思います。触れられていても「親世代が裕福になり、自立しなくても生活に困らないから」とか「過保護に育て過ぎてどうして良いかわからないから」といった話が目に付きます。間違っているとは思いませんが、個人的にはそれ以前の問題があるのではと思っています。

それ以前の問題というのは「何故働かないのか」という前に「何故働くのか」という観点が抜けていると思うのです。働くのは「自己実現のため」とか「生き甲斐」などとも言われますが、一番は「お金が欲しいから」だろうと思うのです。好きなことが仕事であれば幸せですが、そうでなくともイヤでも働くのはやはり「収入のため」でしょう。「親に頼れるから自立しなくても困らないからでは」と言われそうですが、それは今日明日のことだけを考えればそうです。しかし将来のことを考えれば、その日暮らしではどうにもならないことになります。将来の生活を描けない...知らないということではないでしょうか。「今の世の中では将来に希望が持てないから」という意見もありますが、将来を想像することもできなければ、希望も何もありません。それに現実問題、希望があろうが無かろうが収入が無ければ生きていけませんから、本来きれいごとでは済まないはずです。それすら「知らない」ということでないでしょうか。親に頼れるから働かないのではなく、働く必要性を感じないから働く気にならないのだろうと思います。

単純に考えても死ぬまで一人で生活しても、食費や住居費以外に年金費用や医療費など大きなお金が必要になりますから、その蓄えが必要なはずです。ましてや結婚でもして子供でもできようものなら言うまでもないはずです。しかし、それらにいくらかかるかを漠然とでも知らなければ、必要性は感じないでしょう。いざ結婚しようと思い立ったけど、その時になって初めて大きなお金が必要なことに気が付く、気が付いたけどその時は手遅れ、じゃぁ結婚はやめておこう、となれば独身が増えるのは自然だと思います。当然出生率もさがります。もう一歩進めてとりあえず結婚してしばらくは自分たちのために収入の大半を使い、その後子供が欲しくなったけど、その時になって子供を育てるのに必要な費用を知って驚き、手遅れであることに気が付いて子供を諦める、となればやはり出生率は下がります。何も「子育て支援政策」や「公的な補助」が無いから「生めない」わけでは無いでしょう。少なくとも fujaata の同世代は今の高校生世代の倍以上の人がいますが、今より公的な支援が手厚かったということは無かったはずです。ちなみに一般に幼稚園から大学まで全て国公立で卒業しても、教育費だけで一人あたり 750 万円が必要になるそうです。

こういうことは学校では教えてくれません。金銭感覚は実際の生活の中でしか身に付きませんから、いかにものの値段を知っているかがポイントかと思います。例えば親に何か費用をだしてもらうにしても、費用については何も知らされずにただ出してもらっているのと、出してもらった額をいちいち聞かされているのでは、大きく違ってくると思います。こういった部分に目を向けずに、ただ「問題だ」と言っても何も解決にならないように思います。

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チャリ通

さて、前回仕事場について書きましたが、あの職場は 8 月後半からの勤務先です。正確に言うと就職して最初に配属された場所でもあるのですが、その後浜松市内に勤務地だけ異動になり、今回また古巣(場所だけですが)に帰ってきたってわけです。浜松市内の勤務先には 2 年間通勤していましたが、そこは住んでいる寮から約 6.5km のところにありました。それで市内に通勤している時は自転車通勤をしていたことは、以前 5/18 に書きました。

ところが今回の職場は車のコースで 25kim 離れていることもあり、あまり自転車通勤は現実的ではありません。いや、正確には現実的では無いと「思って」いました。というのは、先日ついに自転車通勤を「実行」してしまったからです。
休日などに実家に車で帰ったときには自転車を積んでいき、実家からお台場まで往復(85km 弱)走ってみたり、寮から浜名湖一周(約 80km)したりしたことはあるので、走れない距離では無いことはわかっていました。しかし、休日気楽にのんきに走るのとはわけが違います。行ったはいいけど疲れて仕事にならなかったりしたら(表向き)困るじゃないですか。何より仕事してからまた 20 数 km 走るかと思うとうんざりですよね。fujaata もそう思ってました。

今回ものは試しと金曜日に自転車で 2 回ほど(2 週連続)通勤してみました。金曜日ならへばっても翌日は休みだし、気楽だったからですが、これが思いの外苦にならなかった。
まず、所要時間が 1 時間足らずで済んでしまったこと。条件にもよるようですが、車が渋滞する時間でも 1 時間と数分あれば着くことがわかりました。それから意外と「疲れない」ということ。疲れるんですが、仕事ができないほどじゃないし、翌日も特に目覚めが悪いことも無く普通に起きられます。距離も自転車だとショートカットができるので 21km で済んでいます。

ちなみにものの本によれば、自転車で 1 時間走ると約 350 kcal を消費するそうです。往復だと 700 kcal を消費しますので、朝食分のカロリーは消費されてしまいます。これはかなりのダイエット効果。しかもこの 700 kcal の消費量というのは自転車で走るためだけに消費されるカロリーです。運動すれば筋肉が増えますから、黙っていても、寝ていてもその筋肉が基礎代謝としてカロリーを常に消費します。減量したい人にはうってつけです。そうそう、筋肉が付くというと「足が太くなる」なんていう方がいますが、それは短距離を高速で走り抜けるような走り方をするとそうなります。通勤のように楽なペースで流して走る場合は、特定の場所にだけ筋肉が付いたりすることは無いので、ムダな肉が無くなって、全体が締まった状態になります(なるはず)。
もう一つおまけに、こういう持久系の運動は心肺機能が強化されますから、身体が疲れにくくなるはずです。楽隊屋の fujaata にとってみれば、心肺機能の向上は楽器を吹く時に効いてきます。

自転車通勤の欠点は長距離通勤中に自転車が故障したりパンクしたりしたらどうしよう、ということがります。都会ならまだしも、コンビニすら見つからないような田舎ではこういったときの対処はなかなか一般の人には困難です。簡単な工具は常に持ってますけどね。
それから仕事が遅くなって深夜に帰るのもかなり辛い状態です。こうなると寮の仲間の車に自転車を積んで帰りたくなります。そうすると折りたためる自転車が良いのだけど、折りたたみができる自転車で、そこまで遠距離まで走れるものは...あるのかな。あればいいなって思っています。

全体としてはメリットも多く、特に健康維持という点では効果的です。そういうこともあって、この先少しずつ自転車通勤の頻度を上げて、晴れた日は自転車で通えるようになるといいな、と考えています。
利点の多い自転車通勤ですが、他人にはあまり積極的に勧めません。大変だから、とか無謀だからという話ではなくて、やはり自分で「やってみたい」という前向きな気持ちか、例えば「絶対に XX kg ダイエットしたい」といった確固たる目的がないと続きませんから。でも走っているときは気持ちいいですよ。特にこの時期は気候も良くて、苦しいというよりむしろ楽しく走れます。一度やってみればきっと爽快感と満足感が得られると思います。最近本屋さんのスポーツ雑誌のコーナーには自転車関係の本が結構積み上げられています。自転車を生活に利用することを記事にした本も結構ありますから、一度立ち読みでもしてみてください。結構楽しそうだと思ってもらえると思います。

それから自転車はバカみたいな高級品でなくても良いですが、走る距離に応じてある程度の性能を持った機種を、詳しい人に相談して入手した方が無難でしょう。

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仕事場

fujaata の仕事はいわゆる研究・開発職ってもので、これでもなんちゃって研究・開発担当者なのです。えぇ、開発しているのは日々くだらない世間話と意図せず生み出されるギャグのネタって話もありますが。
一般的に研究職って言うと「白衣を着て」「試験管を持って」なんてイメージみたいですが、化学・薬学系ではないので服装は至って普通....というか、全くの普段着です。どっちかと言えば電子・情報系の大学の研究室みたい(つまり汚らしい)を想像して頂ければ正解です。よれよれの T シャツに G パンから寝間着みたいなジャージ・ルック、金髪・ガングロまで居ますから、堅気な方が我々の職場をみると気絶すること請け合いです。

いや、職場内の環境はどうでもいいのです。言いたかったのは職場がある周囲の環境です。fujaata の現住所は静岡県は浜松市ですから、職場もその近辺のはずなのですがこれが凄い!! 周りに見えるのは天竜の山と天竜川と畑と広大な駐車場とわずかな民家。公共交通機関はおろか、休み時間に歩いて行ける範囲にコンビニすらありません。そうです。浜松市とは川幅約 1km の天竜川を挟んで東側の対岸にあるのです。TV ドラマ「ウォーター・ボーイズ2」をご覧になった方も多いかと思いますが、あのロケ地はまさにご近所。ああいう環境に我々の職場はあるのです。広大な駐車場は通勤手段が(通常)自家用車しかない社員のために必須のものです。ここはアメリカか?!

ちなみに住んでいるのは会社の寮で、これが浜松市のもっとも西側。職場までの道のりは片道 25km!! 通常考えられない通勤距離です。会社の寮ですよ、会社の。渋滞する市街地を抜け、大混雑の橋を渡って毎日通勤するのです。所要時間は片道約 1 時間。地方に就職したメリット何も無しって感じです。通勤するだけで毎月 1,000km の走行距離ですから 1L あたり 10km 走るとしても毎月 100L ものガソリンを二酸化炭素と窒素化合物に変換しているわけです。うわっ。

こういう人里はなれた場所ですから、都会ではちょっと考えられないような光景を目にすることができます。イタチなんて当たり前、狸やハクビシン、夏はセミとカエルの大合唱。敷地内にはどこからともなく住み着いたウサギやニワトリまで。ここまでくると「リフレッシュ」どころかあまりの田舎加減に「ストレス」になったりして。
ということで皆さんの周りのあんなものやこんなものが、大都会ではなくこういう環境で生み出されているというのは面白いことかも知れません。

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デジカメ

しかしまぁ、今回の台風はとんでもない風雨です。車で帰宅途中もいろんなものが飛んできました。

さて本題。
今年の 7、8 月の間に、デジカメを 3 台も買ってしまいました。それまで使っていたのは NikonCoolPix990 というモデルで、知人から 2 年くらい前に中古で手に入れたものです。その前はやはり Nikon の CoolPix950 というモデルで、これもやはり中古で手に入れたものです。現在は実家で使われています。いずれもスイバル機構というカメラ部をくるくる回すことができて、アングルを自由に設定できる仕組みをもっていて、これが個人的にはなかなか気に入っていました。オプションのレンズ類を持っていたので、このシリーズの(恐らく)最終形である、CoolPix4500 を今度はヤフオクで入手しました。
このシリーズ、コンパクト・カメラにしてはオプションが豊富で、ワイド・コンバータ、テレ・コンバータはもちろん、スピード・ライト用のブラケットを使えば外部スピード・ライトも使えるし、テレスコマイクロという変わり種のレンズもあって、これを使うとカメラ付き顕微鏡やちょっとした望遠鏡代わりに使えたりとなかなか便利です。普段顕微鏡なんて使うか?! と言われると...ですが。そういう事情もあって、このシリーズで一番進化した最終型の CoolPix4500 が欲しかったのです。この時点で既に生産完了品だったので、店頭在庫を買うか、中古を買うかという選択だったのですが、上手いことヤフオクで状態が良いものを安く買うことができました。

これでお買い換えの目的は達成できたのですが、実は広角寄りのレンズをもった機種を手に入れたいと思っていました。普段の利用目的ではあまり望遠は使わず、むしろ広角の写真を撮りたいと思うことが多いからです。前述の CoolPix950,990,4500 もオプションのワイド・コンバータを使うことが多く、わざわざオプションのレンズを付けなくても広角の写真が撮れる機種が欲しいと思っていました。それで CoolPix4500 より小さくて軽ければ、普段のメモ画像記録用のカメラとしても使えるかなとも考えていました。CoolPix4500 はそれまでのものと比べると小型軽量になりましたが、それでも最近の小型デジカメと比べると、かなり大きい部類です。最近は携帯電話にもカメラが付いているので、普段はそれでも良いじゃないかという方も多いですが、残念ながら fujaata の携帯電話にはカメラは付いておらず、付いていてもあまり画質に満足できないので、小型のカメラが欲しかったのです。そこで検討したのが CanonPowerShot S60RICOHCaplio GX で、特に Caplio GX はかなり気になってました。小型と言うにはどちらもちょっと大きめですが、持って歩くのに許せる最大のサイズでもありました。Caplio GX を買っちゃおうかな、と思っていたのですが、CoolPix 4500 をヤフオクで探しているときに CoolPix5400 もヤフオクでかなり価格jがこなれているのを発見してしまい、広角目的にこれを入手してしまいました。CoolPix 4500 と充電池も共通だったし、元々 10 数万円の機種ですから(いろいろ言われてはいるようですが)それなりに機能も充実しているし、画もそこそこまともに撮れるだろうと思っての選択です。

CoolPix5400 もそれなりに大きいので、ポケットに入るという感じではありません。となると、あとは普段手軽に持って歩くメモ用カメラが欲しい、というか本来それを買おうと思っていたので、物色していたところ CoolPix5200 が新品で 8 月時点で 35,000 円で売っていたので勢いで買ってしまいました。各メーカー同クラスの製品の中でもっとも安かったのです。画像を捉える要の部品 CCD も大きめのものが使われているし、動画撮影も多くの機種が毎秒 15 フレームのところ毎秒 30 フレームで撮影でき、オモチャ程度とはいえ、多少まともな動画も撮れるのも優位に感じました。これが新品で買った初めてのデジカメってことになります。結果的に全部 Nikon のものになってしまったのはご愛敬。

で、3 台も買って結局どうなのよ、って声が聞こえてきそうですが、結果的に良かったと思ってます。4500 は普通のカメラでは撮れないアングルの写真を撮ることができるし、色もきれいです。5400 はちょっと風景を撮りに行くときには便利で、さすがに小型カメラよりレンズが良いのか、写真らしい写真が撮れる感じがします。5200 は画素数こそ 500 万画素で 5400 と一緒ですが、やはり一歩及ばない感じです。でもスナップ写真には充分で、何より毎秒 30 フレームのビデオ機能は便利です。というのは自転車でトライアルという競技をやっているのですが、この動きをチェックする際、スロー再生でもあまり画像がカクカクしないので、見やすいのです。

それから当然ですが、小さいカメラは手ぶれしやすい、ということです。5400 は入手した値段にしてはよいカメラだと思っていますが、ポケットサイズではないものの、まともな写真を撮る目的のカメラとしては小さい部類に入ります。これが思ったよりつかみにくいんです。一眼レフのカメラは大きくて持ち歩きにくいですが、あの大きさがまともな写真を撮るために必要なんだということがよくわかります。なのでさらに小さいポケットサイズの 5200 は手ぶれの多いこと。暗いところでの撮影には向きません。やはりお手軽メモ機ですから小さくて軽いのが一番ですが、カメラのスペックだけでなく、大きさや形状というのも大事だなとおもいます。それでも 5200 は考えられていて片手で握ってもぶれにくいような形状にしてあります。見た目にはイマイチおしゃれじゃないんですけど、小型機は両手で握るとレンズやフラッシュを隠しちゃったりするので、きちんと「持てる」というのは大事だと思います。店頭で見るとどうしてもおしゃれな形状のカメラに惹かれますけどね。

ということでせっかく 3 台も買ったので使い分けていこうと思ってます。

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