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仔犬のワルツ

今期見ているドラマがもう一つ。日テレ系の「仔犬のワルツ」です。何と言っても主演がなっち(安倍なつみ)ですから...じゃなかった、楽器・音響機器メーカの社員としては音楽ネタの番組を見ないわけにいきませんからね。
企画は「家なき子」を手がけた野島伸司(このあたりが詳しい)ですが、とにかく徹底的に「人間の醜さ」を強調した作りになってます。ストーリーは何というかオカルトチックな感じですが、推理・サスペンス的な要素もふんだんに盛り込まれています。音楽ネタで無ければ、fujaata はまず見ないタイプのドラマです。
全体にストーリーと映像は陰鬱なイメージなのですが、クラシック音楽と千住明のサントラが落ち着いた柔らかいイメージで、何とも対照的です。対比効果で物語をさらに強調する効果を生み出しています。やはり映画やドラマに音や音楽は欠かせません。
ストーリーで鍵になっている音楽として「グロリア」という千住明のオリジナル曲があるのですが、この譜面がかなりの人気のようで、出版元で品切れ状態になっています。月刊誌 Piano の今月号にも譜面が掲載されていますが、こちらも完売という状況です。もっとも Piano の方は巷で大人気の韓国ドラマ「冬のソナタ」の挿入曲「I」の譜面も掲載されているので、その効果も相当あると思います。ちなみに、話は逸れますがこの「I」の作曲者はイルマさんですが、4 月に来日しており、その際に「I」は生演奏で聴いています。英国に留学されており、英語が堪能な方でした。
いずれにしても、やはり TV で取り上げられる影響というのは計り知れないものがあります。こういうきっかけで少しでも音楽や楽器に興味を持ってくれる人が増えてくれれば良いな、と思っています。
おっと、ドラマの話では無く、結局音楽の話になるあたりが何とも自分らしいっていうか何というか...。

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あやや

NHK の音楽番組に「夢・音楽館」というプログラムがあります。過去の放送内容のページを見ればわかりますが、国内では実力者とされるミュージシャンが取り上げられ、オリジナルのアレンジで演奏を披露する番組です。メイン・ゲストも著名人ばかりですが、バックで演奏するミュージシャンも、日本で最高峰のメンバーが揃っている豪華さです。この番組の今晩のメイン・ゲストはつんくプロデュースでアイドル・デビューした「あやや」こと松浦亜弥でした。この番組に現役アイドル歌手が出演するのは恐らく初めてのこと。
あややはモーニング娘。のオーディションから芸能界入りしていますが、プロデューサのつんくが滅多に無い逸材として当初からソロ・デビューさせています。人それぞれ好みがあるので一概には言えませんが、容姿だけでもそこらのアイドルとは一線を画しているのは事実だと思います。恐らくその見た目だけでもアイドルとしては十分かと思われるのですが、彼女の歌が歌手としても上手いことは業界でも有名です。デビュー間もない頃、あややのシングルのレコーディングに参加したというベーシストと話をしたことがあるのですが、あややはわずか数回歌っただけで OK テイクが録れるそうです。
ちなみに数回で OK テイクが録れる歌手というのは相当な実力があると言って良いでしょう。多くの場合は何度と無く録音し、その中でまともな 10 テイク前後を選び出しそれぞれの良いところを切り貼りして仕上げているのが現実です。極端な場合は歌詞の一文字毎に切り貼りすることもあります。それでもさらにピッチ・シフターとかビッチ・コレクタというエフェクト装置で音程を修正したり、特殊な音響効果を加えて修正しないと使い物にならないこともあります。業務用の録音機器にはこういった作業のやりやすさが求められるほどです。
今回の番組では有名な Jazz Trombone 奏者であり、アレンジャーの村田陽一率いる Big Band やコンボがバックでした。バック・・バンドだけでも 大入り満員の Live が行えるクラスです。 村田陽一らしい凝ったモダンなアレンジでしたが、きちんと歌いきっているあたり半端じゃありません。自分の持ち歌でもアレンジが変わってしまえば、歌えなくなる歌手は数多くいます。恐らくアイドル歌手ならほぼ壊滅間違いなしでしょう。自分の持ち歌だけでなく、笠置シズ子で有名な「買い物ブギ」も自分の歌として消化しているあたりが凄い。圧巻だったのは String Bass、Tuba、Bass Clarinet の低音楽器のベース・ラインと村田陽一のアドリブを含む Trombone のオブリガードだけの伴奏での歌を披露したこと。これはもの凄く難しい。ドラムのリズムが無いだけでなく、コード楽器も無いのでハーモニーらしいハーモニーも無い中、正確にメロディーを歌うというのは並大抵のことではありません。余談になりますが、あまり上手くない歌手の伴奏には、歌と同じメロディーが目立たないように楽器で演奏されています。それが無いと歌えなくなってしまうからです。単に歌が上手いだけでなく、表現力もあり、何より表情が豊かなのが芸能人として優れています。fujaata の周囲でも単なるアイドルとしてしか見られていないあややですが、改めて驚かされました。
昔風に表現するなら「天才少女歌手」ということになるかと思いますが、年配の方は「美空ひばり」を思い出す人もいるでしょう。TV で美空ひばりの過去を報じる番組などを見る限りでは、近いものがあるかと思います。しかしあややの場合はさらに容姿に恵まれ、歌以外の芸能表現でも才能を発揮しています。芸能人になるために生まれてきたと言っても良いでしょう。今まで日本の芸能界に居なかったタイプの人だと思います。ということで今後も注目ってところです。

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ドリップ

今日...あれ、昨日か。NHK の「ためしてガッテン」という番組で「断然うまい! コーヒーいれ方の定理」という特集をやってました。いつもは見ない番組なのですが、以前書いた小山珈琲商会から番組の放送予定の案内をもらっていたので、見ることができました。
番組中でおいしいドリップの方法を紹介していた田口さんは、東京・台東区の「カフェ・バッハ」のマスターです。小山珈琲商会の小山さんは、この田口さんのいわば弟子にあたります。小山さんは豆の扱い、焙煎、いれ方など全てについて田口さんのやり方を踏襲しています。残念ながら fujaata 自身はカフェ・バッハにお邪魔したことはありません。いつか行ってみたいなとは思ってますけどね。
番組中、同じ豆と器具を使ってもいれ方で全然味が異なる、ということが強調されていましたが、あれは決してオーバーな話ではありません。ただし、根本的には豆の善し悪しが一番味に影響するので、いれ方の前に良い豆を入手することが先決です。番組で紹介されていた入れ方は当然福岡に住んでいたときに小山珈琲商会で習った方法と一緒です。紹介されたいれ方をすれば、誰でもおいしい珈琲をいれられますが、実際はなかなか簡単にはいきません。やはりプロが存在する世界ですから、それなりに熟練しないと思うようには行きません。それでもいれ方を意識するのとしないのでは、素人でもはっきりわかるくらいの差が出ます。いれ方で大事な点の一つにお湯の量と注ぎ方のコントロールがあります。このコントロールの善し悪しは味に大きな影響を与えるのですが、ポットからのお湯を思うようにコントロールするのが難しいのです。日々の練習も大事ですが、コントロールしやすい器具を手に入れるのも上達の近道かと思われます。
かく言う fujaata はちゃんと教わったにも関わらず、あまり上手にはいれられません。でも、いれる楽しみというのもあるんですよ。やっぱりコーヒー・メーカーじゃなくてドリッパーでいれたいなぁ、と思う今日この頃です。といっても風呂、トイレは共同、台所は無いに等しい環境ではどうしようもありませんが。寮生活から抜け出すまでお預けですね。

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電池が切れるまで

実は TV ドラマはあまり見る方ではないのですが、観るときはいくつも平行して観ることがあります。今期はまさにそのパターンで、VTR 大活躍です。そのうちの一つがテレビ朝日系列の「電池が切れるまで」です。
ドラマ中のカットに出てくる諏訪の山々とのどかな平地、そこに建つ多少メルヘンチックな外観を持つ長野県立こども病院の光景がとてもきれいで印象的です。ストーリーも映像同様ほのぼのなら良いのですが、そこに描かれているのは今の医療と教育が直面している厳しい現実です。

長野県立こども病院のサイトを見ればある程度の想像ができますが、ここは一般診療を受け付けていません。一般の病院で対応できない高度な治療を必要とするこどもが集まっている病院です。簡単な治療では済まないため入院も長期になることから、入院患者のための学校(院内学級)が設けられています。この院内学級の生徒(患者)が書いた詩とドキュメンタリーを元にストーリーが構成されています。話の詳細はドラマのサイトをご覧頂くとして、ここではあらすじには触れません。多くの場合当たり前のことである「元気に学校に通う」ということが、ここでは夢として語られます。そしてその夢をどうやって叶えるかという問題に医者も教師も直面するのです。

現在の医療はどうやって病気や怪我を治すか、延命するかに重点が置かれています。同じく教育はどうやって高いレベルの知識を身につけさせるかということを重視します。これらはそれぞれ当然の方向性であると思いますし、否定されるものでもないと思います。しかしどうやって生きるかについてまでは、まだ一般的にはあまり考えられていないのが現状でしょう。病気のために生きたいけど生きられずに死んでいく子あり、逆に病気の後遺症で自由にならず生きる意味を失った子あり。そういった子達の前で苦悩する医師と教師の姿がどうにも他人事には思えません。

それに比べて自分は幸せだ~、なんてことが言いたいわけでは無く、健康に毎日働きに出ることができる我々だって、別に楽をしているわけでも常に幸せなわけでもありません。ただ、幸か不幸かではなく日々自分が「生きている」ことを実感する、あるいは考えることはそんなに多くないかも知れません。長い短いはあるにせよ「生きる」時間には限りがあります。与えられた時間を「どう生きる」かについて良く考えることが、結果的に自分の人生の価値を決めるのかなと感じました。

ドラマのストーリーは決して軽いものではありませんが、単なるお涙頂戴的な作りになっていないところにはとても好感が持てました。多少あれこれ要素を盛り込み過ぎなところも見られますが、映像の表現もきれいで丁寧に作られていると思います。残りわずかですが、最後まで見ようと思っています。

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Down Hill

五月最後の土曜日、知人 4 人で自転車を持って富士見パノラマ・スキー場へ Down Hill をやりに行きました。夏場はスキー場の斜面に自転車で下るコースが設定されていて、そこを自転車で下るのです。感覚的には雪の上をスキーやスノボで降りてくるのと一緒ですが、自転車の場合はゲレンデを自由に降りてくるわけでは無く、走るコースがきっちり決められています。
難易度はいくつか設定されていますが、上級コースになると「こんなところ自転車で走るのはウソだろ」って思うようなコースです。急斜面、急ターンは当たり前。木の根っこや大きな段差の連続など、およそ普通に考えたら下れません。これを上級者は時速 70km/h 位の速度で下ってくるそうです。もちろんダウン・ヒル用に作られた、モーター・バイクからエンジンを取り去ったような専用の自転車を使うのですが、それにしてもとんでもない速度です。本格的にやる人はフル・フェースのヘルメットをかぶり、アメフトの選手のように全身をプロテクターで固め、こういった専用の自転車で楽しんでいます。そんなわけで山の上までは自転車と一緒にゴンドラに乗ってただ降りてくるだけ、という見た目怠惰なスポーツですが、これはこれでそれなりに難しいものがあります。
我々の自転車は「ダウン・ヒル・バイク」ではない、申し訳程度にフロントにサスの入ったタダの MTB なので、上級コースは走れません。走っても良いのですが多分命は無いかと思われます。というわけで初心者コース(Cコース)を走るのですが、これでも充分に難しいし楽しめます。いかにショックを吸収しながら走るか、いかに高速にターンを行うか、自転車のコントロール技術の程度で走れる早さが決まってきます。ダウン・ヒル・バイクのようにごっついタイヤでも無く、立派なサスペンションが付いているわけではありませんから、負担無く速く走れるかは自転車のコントロールのテクニックに全てがかかっています。これはこれで面白い。しかしダウン・ヒル・バイクにまたがった明らかな初心者に「すいませ~ん」って言われながらコースを譲るのは毎度のこと。やっぱり高性能なバイクは違います。せめて初心者には抜かれないテクニックを身につけたいものです。

走っているときは「立ち漕ぎ」の態勢になります。シートに座ってしまうとコントロールが出来ないからです。腰を浮かせて中腰の姿勢で降りてくることになります。C コースは全長 7km あって、途中休憩を入れて大体 15 ~ 20 分で降りてきますが、考えてみれば一度行けばそれだけの時間中腰の姿勢をとるわけで、これはかなりしんどい。足はパンパンになってしまいます。筋肉痛必至です。しかし山のなかをある程度の速度で下る爽快感というのは他では得られないものでしょう。
この C コースであれば、そんなに速度を出す必要もなく、ダウン・ヒル・バイクでなくても行けるので、初心者や女性でも安全に降りてくることができると思います。もっともいくら難易度が低いといっても、最初は経験者と一緒に行くのが正しいと思います。このあたりはスキーなど他のスポーツと一緒。後は無理をしないこと。
fujaata 自身は根っからの運動音痴に加え臆病者なので、のんびり下るしかありません。これ以上速く下れないのには他にも理由があるのですが、これは言っても仕方がないので諦める他無しです。コースと路面状況が完全に記憶できて、尚かつ自分の速度感覚が正確ならもっと速く走れるんですけどね。あ、これは誰でもそうか...。
自転車競技の何が良いって、自分のペースでやれること。集団競技はどうしても他人の足を引っ張りますからやっていても個人的には楽しくは無いですね。とはいえ、個人競技と言っても周りに人はいるわけで、それと比較すると凹むことには違いが無いのですが、少しでも自分が楽しいと思えればそれでいいかと思ってます。機会を見てまたみんなで行こうと思ってます。

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連ドラ

久しぶりに NHK の夜の連ドラを見ています。岡田惠和作「もっと恋セヨ乙女」。NHK の夜の連ドラといえば「ロッカーのハナコさんシリーズも良かったけど、これもなかなか笑えます。岡田惠和さんと言えば「ちゅらさん」シリーズですが、話の中身は違うものの、今回の作品も笑いの落としどころや展開は似ています。いや、似せてあるというのが正しいかもしれません。個人的にはこういうパターンは大好きです。「ちゅらさん」の方がどちらかといえばシリアスで、「もっと恋セヨ乙女」の方は完全にコメディー路線ですけどね。
話も似ていますが、キャストも割とかぶってます。恐らく岡田氏自身がキャストをイメージして作品を作っているのでしょう。トレンディ・ドラマでもてはやされるようなタイプの役者さんはあまり出てきませんが、脇役に個性があって役者としてしっかり演技出来るタイプの人が多く集めてあるのが印象的です。...しかし真中瞳、こんなところに主演で出てくるとは。今回の役なんか良いじゃないですか。佐藤藍子もそうだけど、カワイイだけで売っていた 20 代前半より、よっぽど今の方が良い感じですね、個人的には。
とにかく、ただ単純に楽しめるっていうのがこのドラマの良さですね。

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電車通勤

このところなかなか記事をアップ出来ていません。書くことはあるのですが、なかなか書くヒマがありません。ちょっとしたことを書き続けるというのも、思いの外大変なことと実感。
先月末は出張で都会に出てきていて、宿泊先から電車通勤してました。普段は車か自転車で会社に通勤しているので通勤途上は運転以外のことは出来ないのですが、その感覚で電車に乗ると何もすることが無くてヒマ。吊り広告を見るか外の景色を見るだけです。滅多にないことなので、それはそれでたまには良いもんです。車内の乗客を観察するのも楽しい。いろいろなことに気が付いたりします。
以前は都会に住んでいて通学に電車で片道2時間弱かかっていたので、ヘッドフォン・ステレオ(当時はカセット・テープ)や本が必需品でした。最近は携帯電話でメールを読み書きする人が多いようですね。ヘッドフォン・ステレオもカセットではなく MD か半導体メモリ・プレーヤが主流のようです。とにかく混雑した狭い電車の中で長時間楽しめ、しかもカッコイイものは都会人の生活には欠かせないですね。例えば東京都の人口は 1,200 万人。これは日本の人口の約 10% です。首都圏だとその何倍かの人数になります。中部、近畿圏も含めれば全人口のかなりの比率を占めることになります。これだけのマーケットですから「通勤グッズ」はバカに出来ません。通勤時の電車内で直接使わなくても、持ち歩くには「小さく、軽い」ことが大事な要素です。
通勤手段が何かによっても求められる機能や性能は異なります。例えばノート・パソコンについてみれば、日本では持ち歩くものは機能を絞って小さく、薄く、軽いものが求められますが、車社会のアメリカでは重くて大きくても良いので、デスクトップ機並の性能が求められます。と、雑誌等の記事ではそのように書かれていることが多いのですが、日本でも移動手段は車だけというところはたくさんあるので、そう言ったところでは同じことが言えます。
いずれにしても生活環境によって「物」に対する要求は様々で、それぞれの生活を体験してはじめて必要な物事がわかる、というのは良くある話です。例えば通勤グッズなんかは地方の会社だとどうしてもそういう視点が無いので、この巨大マーケットになかなか参入しにくいですね。
とまぁ、ふと学生の頃は考えたこともないことを、ぼーっと車内で考えていたのでした。

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